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宮城県議会議員 遠藤のぶゆき【青葉区】

宮城県議会11月定例会が閉会 水道条例になぜ賛成したか

2019年12月19日

宮城県議会11月定例会が17日、閉会し、県が管理する水道事業を改革するための条例案が可決、成立しました。この条例案の採決に当たっては、公明党県議団を代表して横山のぼる議員が賛成討論を行いました。公明党が賛成した理由について若干、ご説明したいと思います。

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言うまでもなく水道は、我々の生活に欠かすことのできないものです。しかし、急速な人口減少や老朽化した管路の更新需要の増大により、水道事業の運営は厳しさを増しています。何も手を打たなければ、近い将来、水道料金を大幅に値上げしたり、老朽管路の更新が遅々として進まなくなるなどの事態に直面することは避けられない状況にあります。

何らかの改革をしなければ、「命の水」を守っていくことはできない、というのは、県議会の与野党問わず各会派の共通認識だと思います。

この課題に対応するために、県が4年前から導入を検討してきたのが、「みやぎ型管理運営方式」です。これは、県が管理する上水道、下水道、工業用水道の3事業を、県が所有権を持ったまま、運営の一部を民間企業にゆだねる方式です。なお、県は、ダムや川から取水して、きれいにした水道用水を市町村に供給する、「水の卸売り」のような役割を担っています。水を各家庭に供給するのは市町村の役割です。新方式が適用されるのは県の部分だけです。

さて、県が管理する水道事業は、実はこれまで30年近くも民間企業に委託されてきました。浄水場や下水処理場の運転管理や水質のチェックなどは、現在、民間企業2社に委託されています。「みやぎ型」は、この民間委託を進化させて、薬品・資材の調達や設備の修繕・更新なども民間企業ができるようにするものです。

薬品や資材の調達は、県だと基本的に定価で購入することしかできませんが、民間企業であれば大量発注により価格交渉もでき、大幅にコスト削減ができます。県では、そのような取り組みにより20年間で約250億円程度の経費削減ができると見込んでいます。水道料金に換算すると1割程度の値下げができる計算です。

一方で、水道事業の総合管理や、管路の維持管理・更新、水質検査、災害対応など重要な部分は引き続き県が責任を持ちます。水道料金の変更も議会の議決が必要であり、簡単には上げられない仕組みです。民間事業者の運営状況に対するモニタリング(監視)も厳格に行われます。

このように、「みやぎ型」は、一部で喧伝されているような「水道民営化」とは全く違い、水道事業における「官民連携の進化」です。行政が公共施設の所有権を持ったまま運営は民間にゆだねるこの方式は「コンセッション方式」と呼ばれており、上水道については昨年12月の水道法の改正で導入が可能となりました。

今回の11月定例会では、このコンセッション方式を宮城県の水道事業に導入できるようにする条例案が審議されたわけですが、公明党県議団としては慎重に検討し議論を重ねた結果、水道事業を持続可能にするとともに県民の負担を減らていくためには、この方式の導入が妥当だという結論に達し、条例案に賛成しました。

一方、野党会派である立憲民主党系の「みやぎ県民の声」や共産党、社民党などは「県民に対する説明が足りない」などの理由で大多数が反対に回りましたが、その中で、町長を6期務めた野党系議員は条例に「賛成」の立場を取りました。首長経験者として、水道事業が危機的状況にあることを痛感しているからこその判断だと思います。

前の方で、県は「水の卸売り」をしていると書きましたが、実は宮城県が市町村に供給する水道用水の卸値は、同じように市町村に供給している県(大規模水道用水供給事業管理者)の中で、全国一高い(水道用水供給料金【供給単価】比較一覧)のです。過去の設備投資などが原因と思われますが、この県の卸値の高さが市町村の水道事業を圧迫し、全国平均を大きく上回る水道料金の高さにもつながっています。

そういった面から考えても、宮城県では水道事業の改革は待ったなしの課題です。市町村からは「早期に改革に着手してほしい」との声も上がっており、今回の議会で、条例を議決したことは適切であると考えます。

ただ、今回の条例でただちに新方式が実施されるわけではありません。今後、運営事業者の公募や選定が1年以上かけて行われ、再来年の6月か9月定例会で、選定された事業者に運営権を与えるための新たな条例案が提出されます。この条例案が議会で可決しなければ、新方式は実施されません。

一般質問でも横山議員が指摘しましたが、今後、運営事業者としてどんな企業をどのように選ぶかは非常に重要な問題です。県民から疑念を抱かれることのないよう、公平性、透明性を確保して選定を進めるとともに、県民への説明責任をしっかりと果たしていくよう、今後とも県に求めてまいります。

(みやぎ型管理運営方式の分かりやすい解説)
https://www.pref.miyagi.jp/site/kenseidayori/kensei-2019-09-special01.html

 

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