障がい者手帳の紙質が改善
宮城県では今年5月下旬から、身体障がい者手帳をより破れにくい紙質に変更しました。これまでは「再生色上質紙」を使っていましたが、現在は「FB堅紙」という耐久性に優れた紙になっています。
FB堅紙は、「キメが細かく折り曲げに強い紙肌を持ち、直筆の筆記特性に富む高級印刷用紙で、折り曲げても元に戻ろうとする性質を持つため、投票用紙に使われている(手帳には、投票用紙よりも厚めのものを使用)」とのことです。
障がい者が福祉サービスを受けるために必要な障がい者手帳について、「カバーから何度も出し入れするため短期間で破れてしまう」との声を聞いたため、私は昨年6月定例会一般質問で紙質改善を訴えていました。
なお、知的障がい者が持つ療育手帳は来年1月交付分から紙質を変更するとのこと。また、精神障がい者保健福祉手帳は2年更新のため、紙質の変更は行わないとのことでした。
今後、国では、障がい者手帳を、希望者にはカード型でも発行できるよう省令を改正する方針です。ただ、実際にカード型を発行するかどうかは「自治体の判断で」という条件付きになりそうですので、宮城県でも早期に実施できるよう推進していきたいと思います。