県が脳脊髄液減少症の研修会を開催
昨日の2月22日、宮城県庁2階講堂で、県の主催で脳脊髄液減少症の研修会が開催されました。仙台医療センター脳神経外科医長の鈴木晋介先生と認定NPO法人脳脊髄液減少症患者・家族支援協会の中井宏代表理事が講演。県内の患者・家族、医師、教員など約80名が参加しました。
鈴木先生は、多くの症例を基に、「発症から治療までの期間が短いほど回復の可能性が高くなる」として、早期発見・早期治療の重要性を指摘。特に若い人は治療の効果が高いとして、「脳脊髄液減少症が原因で、不登校やひきこもりになっている子どもも多い。小児科医や教職員の理解促進が重要」と強調されていました。
患者・家族支援協会の中井代表は、いまだ脳脊髄液減少症を認めない医師や業界もあり、各地で患者・家族が苦しんでいることを指摘し、患者救済のためにはより多くの人々の理解と協力が必要だと訴えました。
宮城県による脳脊髄液減少症の研修会は、平成25年に開催されて以来、5年ぶり2回目です。同症への理解が広がるよう、今後も定期的に開催していただきたいと思います。