森田実著「防災・減災に資する国土強靭化政策が日本を救う!」を読了した。著者は、非新自由主義に代わる修正資本主義の経済理論を基本に「公共事業必要論」等の社会資本整備に関する著書を出版し、公共事業の必要性を訴えてきた。本書では、日本各地の現場に赴き、自然災害対策に加え地方創生に繋がる防災・減災に頑張っている政治家、建設・土木などの担い手の姿や声などを幅広く紹介している。特に、著者の「社会資本の整備のための公共事業は広い意味での福祉と考えるべきである。雇用の増進にも貢献します。」には首肯できる。大晦日に、素晴らしい本に出会え良かったです。
皆さん、良いお年をお迎えください。明年もよろしくお願いします。
平和学者ケビン・クレメンツ氏と池田大作SGI会長の対談「平和の世紀へ民主への挑戦」を読了した。人類の共通課題である持続可能な平和社会を実現するため方途、青年への期待が論じられている。先哲である牧口常三郎氏の「永遠に民衆の側に立つ精神」、ガンジー氏の「非暴力主義」、マンデラ氏の「楽観主義」、キング博士の「諦めない勇気」などを、現代を生きる青年たちが、生涯にわたり自らの行動の糧とし、対話や交流などを通して一対一の信頼と友情の絆を幾重にも結び、社会に網の目のように張り巡らせていくことが不可欠であるとしている。まずは、身近な一人一人へ寄り添い、対話、交流などを行なっていくことが肝要ではないでしょうか。