随筆「希望の創生」〜地域の未来を拓く智慧〜を読了しました。池田大作SGI会長が、全国各紙に寄稿した随筆集です。昨今、地方において喫緊の課題となっている「地方の創生」をメインテーマとして取り上げています。著書の中で、「地方の創生」を、人々が自らの生きる歴史と伝統の大地のなかから、そこにのみ内在する生命の力を取り出し、蘇らせていく、わが地域のルネサンスであると捉え、さらに、少子高齢化、人口減少など、「地方の創生」を確かなものにするには、幾多の課題と苦闘するなかで、時に、自らの地域を客観的な視点で見つめ、進むべき軌道を確認し、再び力強く前進を開始する労作業が不可欠であるとしている。私たちが、生まれ育った大地、伝統、文化の中にこそ、将来を確かなものにする創生の道があることを、気付かせて貰える著書であり、一気に読み終えることかできました。
平成28年2月20日(土)9時40分から高槻市議会場で、第4回高槻市児童生徒議会が開催されました。濱田市長、教育関係者、58名の生徒議員が出席、最初に、昨年の議員提案「いじめZERO運動」の実施報告が行われ、続いて①学力向上委員会、②学校安全委員会、③いじめ防止委員会、④文化・スポーツ委員会の各委員会から、それぞれ、①「レッツ家勉ノーメディア」をスローガンに、テスト前の一週間、家庭学習の際に、メディアに触れないようにするなど、②「誰もが安心できる校区(まち)をスローガンに、安全マップの作成など、③「いじめはやめようIY作戦」をスローガンに、I(グッドのポーズ)、Y(指2本のピースのポーズ)作戦を、日常の挨拶の場面で使うなど、④「3up作戦!センスup✖︎体力up=気持ちupをスローガンに、センスupと体力で仲間と触れ合い、協力し合うことで、気持ちupにつなげるなど。
が提案され、生徒議員の質疑をふまえ、賛成多数で採決されました。議事運営、質疑内容とも申し分なく、高槻市の前途が明るいことを実感した次第です。
日銀マイナス金利政策について、三菱UFJリサーチ&コンサルティング 片岡剛士主任研究員が、わかりやすく解説されています。最近、さまざまな方から、「日銀がマイナス金利政策導入を決定したから、株価が下がったのではないか」といったお声を聞きます。しかしながら、決してそうではなく、3っの観点から『①長期金利低下は過剰反応、円高・株安けん制の狙いがあること、②金融緩和の可能性を広げ、堅調な経済成長のかじを取る、③政府のGDP600兆円目標は重要で、それに伴う税収増を重視すべきである』わかりやすく解説されており、国内、世界経済の実態を理解し、目先ではなく中長期的な視点から見ていく必要があることが理解できます。