平成28年1月29日(金)会派視察2日目は熊本市の⑴くまもと医療都市2012年グランドデザイン、⑵小中一貫教育の取組を視察しました。⑴くまもと医療都市2012年は、平成23年に7カ所の拠点病院長、県市医師会、学識経験者などが中心となりネットワーク懇話会を設置し、熊本市がこれから目指す10年後を見据え、①最先端の医療技術を発信する九州の医療拠点都市、②機能分化と連携によって質の高い医療を提供でき都市、③高齢者や障がい者などが住みなれた地域でいきいきと暮らせる都市を3本柱として、グランドデザインを描いたものです。⑵小中一貫教育への取組は、教育特例校に指定された富合小・中学校が、4・3・2制、兼務教員の配置、一部教科担任制を導入しながら、新たな教科として国際科(国際科英語、国際交流活動)、生き方創造科(道徳的実践力の育成、規範意識の向上など)を新設し、中一ギャップなど中学進学とする学力低下傾向の解消や学校不適応を原因とする不登校や問題行動の抑制を企図し連携型で実践されており、着実な成果をあげている。それぞれ参考になる内容も多くあり、高槻市政に活かしていきたい。
平成28年1月28日(木)熊本県宇城市に於ける新地方公会計の対応について視察をしました。宇城市では、5町合併後の平成17年からトップダウンによる地方公会計改革をスタート。会計については、総務省方式改訂モデルを活用し、マクロベースでは、10年後を目指したバランスシート改革、ミクロベースでは、事業別、施設別財務分析による施設統廃合など実施している。その為に、他市や監査法人への派遣などによる人材育成や予算段階から仕訳をできるシステムを構築するなどトップダウンによる施策を展開し、着実に成果をあげている。さらに、平成28年度決算からは、他市との比較が可能となる統一的な基準による新公会計制度を導入を予定している。新公会計制度導入については、財務諸表の活用や仕訳の方式など、高槻市でも大変参考になる事例が多く、今後の市政に活かしていきたい。