11月20日(金)付公明新聞の北斗七星欄を読み、すぐに本屋で買い求め一気に読み終えました。豪商三井家から17歳で大坂の両替商加島屋に嫁いでから、主人公の「9転10起」の人生が始まる。加島屋倒産の危機、活路を見出そうとした炭鉱での爆発事故、死の病の肺結核や乳癌など八方塞がりの状況にありながら、その苦難をすべてプラスのエネルギーに変えることができる主人公の不屈の精神力に感銘。その結果として、加島屋の再興、銀行設立、日本初の女子大学の創立、保険会社設立などを見事に成し遂げ、不世出の女性実業家として名を世に轟かせることになる。人生を生き抜いていくうえで勇気を与えてくれる一書である。
