7月13日、公明党水戸市議会は高橋靖水戸市長並びに志田晴美教育長に対し通学路の安全対策に関する緊急要望を行いました。
6月28日、千葉県八街市で児童5人が死傷するという痛ましい事故が発生、この事故を受け、文科省と国交省、警察庁は、全国の公立小学校約1万9,000校の通学路を対象とした合同点検を行うと発表しました。
今回の点検に関し、通学路の危険個所をチェックするポイントとして従来の「道路が狭い」「見通しが悪い」といった場所に加え、「見通しがよく車の速度が上がりやすい場所」「大型車の進入が多い場所」「保護者や地域住民から改善要請があった場所」などが新たに示されました。
本市においても、今回の指針に基づき市内通学路の総点検を速やかに実施し危険個所を徹底的に洗い出すとともに、ハード・ソフト両面での安全対策を進め、子ども達の安全確保を図るよう要請しました。
通学路の危険個所総点検を行い、安全対策の拡充強化に関する緊急要望書
6月28日に、千葉県八街市の市道で下校途中の小学生の列にトラックが突っ込み、児童5人が死傷する大変痛ましい事故が起きました。
全国で、昨年までの5年間に歩行中の事故で死亡または重傷を負った小学生は計2,734人に上り、このうち908人は登下校中でした。今回の事故を受け、政府は全国の通学路総点検を行うとしています。
今後、このような悲しく痛ましい事故が二度と起きないよう、水戸市においては国や県等関係機関との連携のもと、通学路の総点検を主体的に行い、安全対策の拡充強化を速やかに実行することが重要です。特に、これまでに死傷事故が起きた個所は早急に対策を講じることを求めます。
通学路における、児童生徒の命を守るための万全の対策を講じるよう、下記の項目について緊急要望します。
令和3年7月13日
水戸市長 高橋 靖 様
公明党水戸市議会
五十嵐 博
黒 木 勇
高 倉 富士男
鈴 木 宣 子
森 正 慶
記
1.通学路の総点検を行い、通学路交通安全プログラムの補強改訂を行うこと。
2.路面表示やカラー舗装、「ゾーン30」の設置拡充、交差点改良の実施による車両の速度確保を行うこと。
3.歩道設置、歩道の拡幅、防護柵の設置、ガードパイプの設置などによる歩行空間の確保を行うこと。
4.交差点の歩道だまりの確保と防護柵等の設置を行うこと。
5.学校・PTA・地域との連携による対策の実施を行うこと。
6.危険運転の撲滅へ取り締まりの強化を警察へ要望すること。
7.児童生徒への交通安全指導を定期的に実施すること。