水戸市議会の平成26年第1回定例会が3月3日に開会しました。
11日の本会議において一般質問に臨み、企画行政、保健福祉行政、教育行政等について、本市の取り組みと今後の対応について質しました。
11日で東日本大震災からちょうど3年目を迎えました。
未曽有の震災により亡くなられた多くの方々に対し、心からご冥福をお祈りいたしますとともに、被災された方々、そして今なお困難な生活を余儀なくされておられる皆さまに対し、心からお見舞いを申し上げます。
このたびの震災の教訓を決して忘れることなく、真の復興、そして安心して暮らしていけるまちづくりのために、市民の皆さま、行政の皆さまと力を合わせながら、これからも一歩一歩着実に前進をさせていきたいと決意をしております。
【質問項目】
1.企画行政について
(1)プロモーション映像を活用した、本市のまちづくり、将来ビジョン等の市民へのわかりやすい説明について
2.保健福祉行政について
(1)子育て世帯への臨時特例給付金及び住民税非課税世帯への臨時福祉給付金の支給に当たっての、対象者への周知及び申請手続等の対応について
3.教育行政について
(1)自転車利用の安全対策について
ア.小中学生の安全対策と指導について
イ.通学時の自転車利用と保険加入について
ウ.自転車安全利用条例の制定について
1.(質問要旨)
本市が策定した「第6次総合計画」に掲げている「まちづくり」や「将来ビジョン」については、市民と行政がそのイメージを共有しながら協働で推進していくことが重要である。そのためにも、プロモーション映像を活用するなど、市民によりわかりやすい説明、周知が必要ではないか。
1.(答弁要旨)
市民との協働のまちづくりを進めていく上でも、積極的に情報提供し、共有を図れるよう努めたい。そのためにも、映像の活用は市民にわかりやすく周知するという視点から有効であり、実施に向け検討する。
2.(質問要旨)
4月からの消費税引き上げの影響を踏まえた家計への支援策として、子育て世帯への「臨時特例給付金」、また、低所得者への「臨時福祉給付金」が実施される。どちらの給付金も申請手続きが必要となるが、その前提として、対象者へ制度の十分な理解と周知を図ること必要である。また、速やかな申請受付、審査、支給が行なえるよう十分な執行体制を整える必要がある。本市における、今後の対応とスケジュールについて伺いたい。
2.(答弁要旨)
対象者への案内通知の送付、チラシ配布など、十分な理解と周知に努めたい。申請手続きは、本年8月頃より、郵送、または窓口で受付を行ない、口座振込で支給する。今後、プロジェクトチームを編成し、円滑な申請・支給のできる体制を整えていく。
3.(質問要旨)
近年、自転車関連の事故が交通事故件数の約2割を占め、特に自転車側が加害者となる事故で高額の賠償を命じる判決も増加している。そこで、学校における交通安全指導の現状と、通学時の自転車利用における保険加入促進の取組みについて伺いたい。また今後は、市民の安全運転の意識とマナーの向上、そして、事故防止の環境整備を総合的に推進していくために、利用者、行政、関係団体、事業者などそれぞれの役割、責務を明確にした「自転車安全利用条例」の制定が必要と考えるが見解を伺いたい。
3.(答弁要旨)
現在、全ての小中学校において交通安全教室を実施しており、児童生徒の自転車の安全利用に関しての意識向上を図っている。通学時の自転車利用に関しては、保険加入を勧めているが、不十分な学校もあることから、今回、保険加入も含めた自転車の安全利用について各小中学校にあらためて周知した。今後も、自転車の安全利用意識の一層の情勢に向け、条例も含めた実効性のある対策を検討していきたい。