県中央児童相談所・一時保護施設の移転新築の方針決定!
12日、橋本昌県知事から「茨城県中央児童相談所・一時保護所」の移転新築が正式に発表されました。
この日、たかくら富士男をはじめとする公明党水戸市議会の各議員は公明党茨城県議会議員団とともに、水戸市内にある茨城県中央児童相談所・一時保護所を視察しました。
この一時保護所は、保護者による養育が困難な場合や、虐待、家出など緊急の場合、カウンセリングの必要性がある時などに、原則3歳から18歳未満の子どもを一時的に保護する施設です。県では平均17日余り保護し、その後、約6割が児童養護施設や児童自立支援施設などの福祉施設に入り、4割が帰宅をしています。
施設は、昭和34年に建築され、既に50年以上経過しています。老朽化が著しく、冷暖房の設備も不十分、耐震診断も行われていないなど、その改築が望まれており、公明党では県議会でこの問題を取り上げるなど、施設の早期改築を強く要望してまいりました。
現地の施設を視察しましたが、老朽化しているだけではなく、人通りが多い立地であること、隣接する立体駐車場から子どもたちの居室が丸見えであること、また日陰となり子どもたちの健康的な生活には適さないことなどが、改めて実感されました。
職員との意見交換では、保護している児童の半数近くが虐待を受けた子どもたちになっていることも報告され、施設の充実の必要性を強く認識しました。
このたびの移転新築の方針決定により、施設環境が大きく改善され、子どもを守る施策が大きく前進することになります。
ヒブワクチン接種費補助制度が実現しました!
9月定例会において、公明党水戸市議会がかねてより予算要望していたヒブワクチン接種費補助(1回の接種につき2,000円の補助)を含む補正予算を賛成多数で可決、本年度からの実施が決定しました。 (4月にさかのぼって補助対象になります。)
また、議長、副議長及び議員それぞれの報酬支給について、在職期間に応じ日割り計算を行ない支給できるように改正するための「市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例の一部を改正する条例」が議員提案で提出され、全会一致で可決されました。
※ ヒブワクチンとは
細菌性髄膜炎を予防するためのワクチンのこと。細菌性髄膜炎は、細菌が脳に感染する重症の感染症で、わが国では、年間約千人の子どもが罹かり、約5%の方が亡くなり、約25%に重い後遺症が残ってしまうといわれている。それを引き起こす主な菌が、インフルエンザ菌のb型菌と肺炎球菌などであり、このうち、インフルエンザ菌のb型菌は、その頭文字を取ってHib=ヒブと呼ばれる。
核兵器廃絶平和都市宣言25周年
水戸市では核兵器廃絶平和都市宣言25周年を記念し、被爆体験者による講演会等の記念事業を開催します。
水戸市では昭和60年7月1日に「核兵器廃絶平和都市宣言」をしてから、本年で25年目を迎えます。
25周年を記念し、核兵器のない平和な社会の実現に向けて、平和の大切さや戦争の恐ろしさを幅広い世代に伝えるため、被爆体験者による講演会や、原爆資料展などの記念事業が開催されます。
○被爆体験「語り部」講演会
7月3日(土)午後2時30分~3時10分
水戸市民会館 大会議室(無料)
○原爆展 8月2日(月)~13日(金)(7・8日除く)
水戸市役所1Fホール
○特別展 「ひめゆり 平和への祈り (沖縄戦から65年)」
沖縄ひめゆり平和祈念資料館の貴重な資料を公開
9月19日(日)~10月24日(日)
水戸市立博物館(有料・一般200円)
水戸市では毎年1万人を超える小中学生が応募する「わたしたちの平和」作文コンクールの開催や、コンクール入賞者の中から8月6日の広島の平和祈念式典に派遣する「水戸市平和大使派遣事業」をおこなっています。
私 は、昨年12月議会の一般質問において、核兵器廃絶平和都市宣言を行ってから四半世紀というこの節目に、あらためて市民一人一人がこの宣言を振り返りなが ら、核兵器や戦争の恐ろしさ・悲惨さとともに平和について考え、核兵器廃絶、そして戦争のない社会の実現に向けた意識をさらに高めていくことが重要である と訴え、語り部の講演や原爆資料展などの記念事業をおこなうことを提案いたしました。
本市のこれまでの平和行政の取り組みとあわせ、この度の記念事業が市民の平和への想いを一層深めていく機会となることを期待いたします。