バックナンバー: 2015年 12月

9/2~25の日程での水戸市議会9月定例会は、全県下に初の大雨特別警報が発令された中「平成27年9月関東・東北豪雨」となり、予定されていた9月10日の一般質問が、一日延期されて再開され、鈴木のり子議員にとって通算18回目の本会議質問が行われました。
 今回の質問は、①中学生の防犯安全対策について ②空き家対策について ③交差点対策についての3点にわたりました。その質問の概要を紹介させて頂きます。

 
①中学生の防犯安全対策について
《質問要旨》 子ども達の「夜間徘徊」は、防止されるべきであり、また防止することができると考える。また社会全体で防止していくべきであり、それらのためには、学校を地域に徹底的に開く事が必要になるのではないか。今こそ教員と専門スタッフがチームを組んで対応する「チーム学校」の実現に向け、地域の力を生かす「地域担当教職員」の配置等も必要になると思うが、市の対応を伺う。
《答 弁》 県条例でも青少年の「夜間徘徊」は、禁止されている問題行動であり、今後、一層の対策を図り、子ども達や保護者に条例の趣旨の周知徹底を図って参りたい。さらに御指摘のとおり、問題行動の未然防止のために、教員や心の専門家などがチームとして、一人一人の家庭状況等に応じた対応をとることが必要なので、スクールソーシャルワーカーをはじめ、チーム学校としての対応を強化していきたい。

 
②空き家対策について
《質問要旨》 水戸市の住生活基本計画において、利活用できる空き家についての具体的取り組みが求められている。「マイホーム借り上げ制度」の推進状況と市営住宅として借り上げとなる空き家対策に取り組む今後の見通しについて、市の見解を伺う。
《答 弁》 良質な空き家については、流通促進をはじめ、利活用対策をはかる方針である。「マイホーム借り上げ制度」もその方針の一環として位置付けて、今後も住み替え支援していく。これ以外の本市独自の制度として民間賃貸住宅を借り上げて市営住宅として供給する制度を、平成28年度において創設の検討をしたい。

 
③交差点対策について
《質問要旨》 変形交差点で、東西の見通しが悪く非常に危険な状況にあり、信号機設置の整備を要望する声が地元から強く出ている交差点がある。県警に積極的に要望すべきと考えるが、市の見解を伺う。
《答 弁》 信号機設置など交通規制を伴う交差点整備は、県警公安委員会の所管となる。地域からの要望等を受けて、市としては現地調査の実施後、水戸署に要望書を提出し、その後、県当局へ上申することになる。議員提案の当該箇所について、現地調査の上、水戸署へ要望して参りたい。