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文教委員会視察2日目(広島県広島市)

未分類 / 2011年10月20日

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今日は広島県広島市の平和教育事業、特に市立学校「平和教育プログラム」についての視察でした。

広島市役所(写真)に伺い、教育委員会の担当からお話しを聞きました。

広島市では、被爆者の高齢化が進み、被爆体験の風化や児童生徒の平和意識の低下が懸念されたことから、平成16年に「被爆体験の確かな継承」を重要課題として、「被爆体験を聴く会」・「こどもピースサミット」などの既存事業の強化、充実し、「『平和への誓い』アクションプログラム」や「平和教育アーカイブス」を展開してきました。

平成22年に教育委員会が実施した児童生徒への平和に関する意識調査により、原爆投下の年月日、時間を正確に答えられた小学校は33%、中学生56%、高校生66%にとどまり、平和意識が希薄化している傾向が伺えたこと等により、平和教育の目標を達成するために取り組みを再検討し、市立小・中・高等学校一貫の平和教育プログラム策定しているものです。

発達段階別のプログラムで被爆体験、復興の過程理解、世界平和にかかわる問題考察、平和で持続可能な社会の実現展望へと骨子を組んでいます。再来年平成25年からの全校での展開を目指し検討を重ねている事業とのこと。

戦争、被爆体験を継承し、持続可能な平和社会の実現へ発信し、世界恒久平和の実現に貢献する意欲や態度の育成を目指すものであります。

世界唯一の被爆国として、世界恒久平和への着実な流れの必要性を痛感しました。
その後、三鷹市議会文教委員会として、広島市平和資料記念館の見学をさせて頂きました。
たくさんの平和授業、修学旅行の児童生徒さんが見学されていました。
原爆ドームも初めての見学。恒久平和を誓いを新にしました。