▶公明党青年局が南相馬市で清掃活動を実施
▶東日本大震災10年「復興創生大会」を開催
本日、東日本大震災10年「復興創生大会」が福島県郡山市を本会場に開催されました。
これには公明党の全国会議員、そして全国の県代表がオンラインで参加しました。
冒頭、岩手、宮城、福島の三県の県代表が全国の皆様に復興支援の御礼と今後の決意を語りました。
その後、発災直後から常に被災地に寄り添っていただいた井上副代表から挨拶が。この10年、人間の復興を目指して走り抜いてきた思いを語ってくださいました。
また三県の各県知事からのビデオメッセージの後、岩手県釜石市議の細田さん、宮城県石巻市議の櫻田さん、福島県南相馬市議の志賀さんが現場で市民に寄り添い続けた活動報告を。
さらに党本部からオンライン参加してくださった山口代表より挨拶をいただき、最後には大会宣言「人間の復興宣言」を若松県常任顧問が発表しました。4
福島は次の10年が正念場です。
公明党福島県本部も、福島のさらなる創造的復興を目指して、全力で走り抜いて参ります。
▶身近で頼れる公明党貫く/福島・南相馬市 志賀稔宗議員
地震発生時は、市議会の本会議中でした。被害状況を把握するために車とバイクを乗り継ぎ沿岸部に着くと、爆撃を受けたように変わり果てた津波被災地の姿が。これは今も脳裏に焼き付いています。
しかし、悲しみに暮れる間もなく、頭上を飛ぶヘリコプターが私に避難を呼び掛けます。その後、東京電力福島第1原発事故の避難指示区域が市内にまで広がりました。
私は、親戚の家に身を寄せながら被災者支援に奔走することに。公明党東北方面本部で長年使われている合言葉「あなたの身近に公明党」を胸に課題や要望を聴きました。
そうして、震災情報を提供するコミュニティーFMの放送開始や、原発警戒区域内の家畜の飼育継続支援などを無我夢中で実現。市民が物資不足で困る時、放射能を恐れて閉店したお店を訪れ「店を開けてくれ」と頭を下げて回ったのも懐かしい思い出です。
今や、ロボットの研究開発拠点が津波被災地に開所するなど、市内で震災の爪痕は見られなくなりました。
ただ、心の復興は簡単ではありません。私自身、ようやく一歩を踏み出して、コメ作りを再開する気持ちが出てきたところです。避難者の孤独死なども起きています。震災10年で人と人との絆や支え合いが終わらぬよう、今後も「身近で頼れる存在」としてサポートし続ける決意です。
2021年2月13日付 公明新聞3面
▶復興住宅集会所を増築
▶地域フラッシュ! (福島・南相馬市) 志賀稔宗 議員
▶(赤羽国交相に要望)台風被害への支援/福島・南相馬市
▶< 台風禍 被災者支援に全力 > 復旧へ緊急要望/福島・南相馬市
▶被災地発 夢の技術/宇宙エレベーター(未来の乗り物)/福島・南相馬市
被災地発 夢の技術/宇宙エレベーター(未来の乗り物)/福島・南相馬市
福島県南相馬市の「福島ロボットテストフィールド」で先月、地上と宇宙をケーブルで結び移動する「宇宙エレベーター」の開発に向けた実証実験が行われた(QRコードで動画が視聴できます)。東日本大震災と東京電力福島第1原発事故の被災地で、大学や企業など計6チームが夢の技術開発に挑んだ。=東北支局
■高度100メートルからロボ降下実験
秋空に高く揚がった大型バルーンからつり下げられた1本のケーブルを、自走式ロボットを載せたクライマー(昇降機)がぐんぐん昇っていく。バルーン付近に到着するやカウントダウンを開始。昇降機から切り離されたロボットのパラシュートが開くと、ワッと歓声が上がった。
宇宙エレベーターは、地球の自転と同じ速度で回る人工衛星「静止衛星」から上下に伸ばしたケーブルにエレベーターを取り付け、地球と宇宙を行き来する未来の乗り物。ロケットに代わる、低コストで環境に配慮した大量輸送手段として期待されており、大手ゼネコン大林組は2050年までの実現をめざしている。
今回の実験は、高さ約100メートル地点からロボットを地上の定められた地点に軟着陸させ、ゴールまで自力で走行させるというもの。火星などに宇宙エレベーターを建設する際の降下ミッションを想定して行われた。主催した一般社団法人宇宙エレベーター協会によると、宇宙エレベーターを使ったロボットの降下実験は世界で初めてだという。
南相馬市の福島ロボットテストフィールドは、交通の便が良い所ではないが、実験会場に選ばれたのには理由がある。宇宙エレベーター協会の大野修一会長は「自然の風が吹く屋外で、落下物の危険がある上空100メートルからの降下実験の許可が得られたのは、ロボットテストフィールドくらいだった」と説明する。
実験には国内外の大学や企業など6チームから7台が参加した。このうち実際に実験できたのは3台で、1台は上空で切り離しができず、もう1台は降下したロボットが走行不能に。最後の1台だけが、走行用ベルトを修理してゴールにたどり着いた。その他は、ギリギリまでロボットや昇降機を調整したが、チャレンジは先送りになった。
未来の技術に挑む難しさを改めて認識する結果となったが、実験を見守っていた大野会長は「成功も失敗も宇宙エレベーターの実現に向けた収穫になる」と感慨深げ。今後も同協会として、年2回程度のペースで実験を行っていく方針を掲げている。
■公明も開催に貢献
今回の宇宙エレベーターの実証実験開催の陰には、公明党の貢献もあった。大型バルーンを浮かせるためのヘリウムガスが世界的な供給不足に陥っていると、宇宙エレベーター協会の大野修一会長から相談を受けた党福島県本部のいとう達也県議(県議選予定候補)は、ヘリウムガスの入手をサポートした。
実験会場の福島ロボットテストフィールドは、赤羽一嘉国土交通相(公明党)をはじめ、公明党が一貫して推進した結果、国家プロジェクトに位置付けられた「福島イノベーション・コースト構想」の中心拠点だ。
実験を見守ったいとう県議は「被災地である福島から世界に羽ばたく未来の技術を発信してほしい」と強調。「ロボットテストフィールドで実験する参加者の交通費補助など、さまざまな要望を頂いている。県として後押しできるよう努力したい」と語っている。
▶(避難解除4カ月の福島・大熊町)大好きな町でがんばっぺ!/入居進む復興住宅を歩く
(避難解除4カ月の福島・大熊町)大好きな町でがんばっぺ!/入居進む復興住宅を歩く
事故を起こした東京電力福島第1原発が立地する福島県大熊町の一部で、避難指示が解除されて4カ月。入居が進む災害公営住宅(復興住宅)を歩くと、前へ前へと進む住民の姿があった。渡辺利綱町長のインタビューを交え、“現地の今”を追うとともに、復興加速へ自民、公明の与党両党が5日に政府へ提出した「第8次提言」を紹介する。
■廃炉作業員を支える住民も
青々とした芝生が夏の日差しを浴び、鮮やかに輝く。大川原地区の復興住宅の昼前、住人の遠藤英雄さん(64)、和子さん(62)夫妻と顔なじみの佐藤次男さん(70)、和子さん(69)夫妻の明るい声が響いていた。
「やっぱり地元はいいねぇ」
6月に入居が始まるとすぐ、会津若松市の仮設住宅から引っ越した遠藤夫妻。いわき市から9月に転居する予定の佐藤夫妻も、家財道具を徐々に運び込む。これまでに、木造平屋50戸のうち45戸が埋まっている。
近くには役場新庁舎をはじめ、仮設のコンビニエンスストアや日用雑貨店、電器店もできた。とはいえ、生鮮食品を買いそろえる場所や医療機関はまだなく、生活環境は十分でない。
それでも、原発事故後に県内外で5カ所、6カ所と避難生活を送り、8年以上も帰郷を待ちわびていた町民たちは「不便な暮らしも楽しむ」「大好きな町だから」ときっぱり。次男さんも「希望がいっぱい。ここで人生楽しく、がんばっぺ!」とにっこり笑った。
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町はいま、大川原地区で賃貸住宅や商業施設などの建設に力を注ぐ一方、帰還困難区域になっているJR常磐線・大野駅周辺の下野上地区に住宅や産業団地、福祉施設を整備する青写真を描いている。
事故前に町の中心だった駅一帯は、国の「特定復興再生拠点区域」(復興拠点)に指定され、除染や家屋解体が急ピッチで進展。町は新たに用地対策室を立ち上げ、本格的な町づくりに向けた用地取得の交渉準備を着々と進める。
ただ、構想実現への課題は少なくない。同室の志賀秀陽室長は「農地ばかりだった大川原と違い、駅周辺は住宅が密集し、地権者も多い。土地単価の算定で町民に不公平感が広がらないよう一律に設定したいが……」と頭を抱えた。
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うだるような暑さが幾分か和らいだ夕方前。早朝からの仕事を終えて復興住宅に戻った森山智光さん(42)、真澄さん(45)夫妻を訪ねた。真澄さんが7月から働き始めた「給食センター」は、第1原発で働く作業員に温かい食事を提供するための施設だ。
「私は廃炉には直接関われないけど、作業員の方々を“食”で支えることはできる。微力ながら、復興のために自分ができることをしたい」。こう語る真澄さんの表情は輝いて見えた。
■安心の生活環境を築く/渡辺利綱町長
町の一部で避難指示が解除されたのに続き、新役場庁舎での業務や復興住宅の入居も始まり、震災から8年余りでようやく復興のスタート地点に立てた。
住宅は、自然環境と調和するように工夫し、入居者から喜ばれている。第2期分の40戸と、移住者向け賃貸住宅の建設も進む。だが、商業施設や温浴施設などの完成が工事の不調で1年から1年半近く遅れる見込みだ。一日でも早く整備を進め、安心して暮らせる環境づくりに力を注ぎたい。
JR常磐線も来春までに全線再開する。大野駅周辺は、国の復興拠点として整備中だ。町も県立大野病院の再開をめざしており、周辺に福祉関連施設を集約する計画もできつつある。
一方で、復興拠点の対象から外れた地域では、いまだに除染や住宅解体の方向性も示されておらず、「われわれは見捨てられているのか」との悲痛な声も上がっている。国は将来の希望につながるような方針を早急に示し、責任を持って取り組んでもらいたい。
先日、第2原発の廃炉も決まった。われわれは、好むと好まざるとにかかわらず、30~40年の長期にわたって廃炉と正面から向き合っていかなければならない。
現在、大川原だけでも日中で約6000人が生活しており、東電には安全な作業を最優先で求めたい。
廃炉に向けては、世界の英知を結集して技術を確立することも不可欠だ。政府は国の研究機関や教育拠点の整備を進め、人材育成にもつなげてほしい。(談)
■(与党、政府に第8次提言)復興庁現体制で存続へ
与党が政府に提出した第8次提言は、国の「復興・創生期間」が終了する2021年3月末に設置期限を迎える復興庁の存続を求めたのが柱だ。これを受け政府は、復興庁のあり方に関して年内に具体的な形を示す意向を示している。
提言では、原発事故の影響が残る福島の再生について「中長期的な対応が必要で、復興・創生期間後も引き続き国が前面に立って取り組む」よう明記。帰還困難区域の避難指示解除のめどが立っていない地域があり、廃炉処理も長期にわたるとして、復興庁の司令塔機能の継続を要請した。
住民帰還に向けては、農業や商工業、医療・教育など生活インフラの整備充実を要望。方向性が示されていない復興拠点外の地域については、地元の実情を踏まえ、今後の政策の方向性を検討するよう訴えた。
一方で、住民には避難先での生活を定着させたケースも少なくない。このため提言では、帰還環境の整備に加え、新住民の移住の促進や交流人口の拡大など、新たな活力を呼び込む方策の検討も提起した。











