令和4年度決算特別委員会
10月3日(火)より、令和4年度の決算特別委員会が開会されました。
私は、13日(金)に行われた決算特別委員会分科会(厚生関係)にて、概要以下の通り質問させていただきました。
(1)公立保育園等ICT化推進について
Q:公立保育園においては、具体的にどのような形でICTが、推進されたのか教えてください。
A:これまで、公立の保育園や認定こども園では、指導計画や保育日誌などの書類を主に手書きで作成し、紙媒体により保存していましたが、保育システムの導入によって、各クラスに配備したタブレット端末を使用して作成し、データとして保存・共有できるようになりました。紙媒体・手作業で行っていた様々な業務について、システムの機能を活用することで効率化でき、作業時間の短縮を図ることができるなど、保育士の業務負担の軽減が進んでいると考えています。また、保護者にとっても、この度の保育システムの導入により、スマートフォンやパソコンからいつでも簡単に園児の欠席や遅刻などを連絡することができるようになるなど、利便性が向上していると考えています。
(2)介護人材確保・育成について
Q:裾野を広げるという意味で、広島市が行っている「生活援助員」は大変大切な取組になっていると思われますが、どこでこの資格を知って応募してきているのか、また、資格を取得する利点についても教えてください。
A:生活援助員の研修等については、「市民と市政」に掲載するほか、関係機関でのチラシの配布等を行っており、それらの広報により知っている方が多いと考えています。 生活援助員の資格は、介護未経験者であっても、なじみやすい内容であり、まずは介護の仕事がどういうものか就業前に学ぶことができます。また、生活援助員研修を通じて介護の仕事に一層興味を持った研修修了者が介護職員初任者研修へのステップアップを目指すなど、更なる知識と技術を習得していただく足がかりになると考えています。
(3)障がい者の交通について
➀重度障害者福祉タクシー利用助成について
Q:DX化ができれば、かなりの事務負担の軽減、利便性も向上すると思われますが、本市として、この福祉タクシー助成においてのDX化について、お考えを教えてください。
A:他都市の実証実験を見ても、現時点でのDX化は難しいと考えらますが、今後研修調査に努めてまいりたい。
➁広島市こども療育センター育成園の通園バスについて
Q:通園バスが雨漏りしていると相談が寄せられています。今後どのように対応されますか。
A:園児が日々安全にバスで通園することは大変重要であることから、こども療育センターの通園バスにつきましては、引き続き運行前後の日々点検などを徹底し、不具合の早期発見と早期修繕に努めるとともに、現在の不具合の状況等も踏まれ、こうした事態を改善できるよう、今後も適切に対応してまいりたいと考えています。
Q:通園するお子様やご家族が安心して通園できるよう通園バスの早期買い替えを要望して、質問を終わります。