人と防災未来センター
本日付けの公明新聞3面に、「阪神・淡路大震災の教訓を次代へ」と題して、今年4月で開設から20年が経過する兵庫県神戸市にある「人と防災未来センター」の記事が紹介されました。1995年1月17日の早朝に発生した阪神・淡路大震災の教訓をどう生かしていくか。 このセンターでは、震災の深刻さと命の尊さを後世に伝える「モノ資料」を保管・公開しており、昨年11月に来館者が900万人を超えたとの事です。
私は今から10年ほど前の2011年12月にここを訪れています。 東日本大震災があった2011年、目黒区議会では震災対策調査特別委員会を立上げて、委員会で神戸市を訪れ、私も委員の一人として「人と防災未来センター」を視察しました。 震災追体験フロアーでの大型スクリーンを使った大震災発生時の再現映像は度肝を抜かれました。 「まずは自らが助かる事が大事である」と、その当時の職員から話がありましたが、映像を見る限り、突然の出来事に何もする術がなく、果たして身を守れるだろうかという事を、否応もなく学びました。
河田惠昭センター長へのインタビューに、『巨大地震の発生が予測されている事に鑑み、命を守る災害対策に必要な事は』との問いかけに、例えば震動時間が長い巨大地震では、家具の転倒防止策を講じても役に立たず倒れる可能性が高い。 家具のある部屋では就寝しないなどの自助の心掛けが重要。 更に、高齢者や障がい者など災害時要支援者の命を守るため、どこに誰が住んでいるかなどの情報把握や日常的な避難訓練など、住民組織や消防署、消防団などを含めた危機管理体制の構築が欠かせないと言われています。
阪神・淡路大震災発生から27年が経ち、東日本大震災からは11年が経過しようとしています。 今後の大震災の発生予測は30年以内に70%と言われてから久しく、今一度、注意して参りたいと存じます。
『センターとして力を入れている取組みは?』との問いに、今年から「防災絵本100年計画」に着手するとの事で、災害経験や防災・減災の知恵を公募し、プロの絵本作家によって毎年5冊ずつ絵本を作成して各国語に翻訳を進め、世界中の大学と協力し、インターネットを通して無償で発信。 これを100年続け、世界中の多くの子ども達に読んでもらい、防災の文化を後世に引き継ぐ事を考えているとの事でした。
一昨日もトンガ沖で海中火山が噴火し、世界各地沿岸部に津波が襲いました。災害は全世界共通の脅威だと思います。これからも各地震災での教訓を生かしながら、備えを万全にしていくよう心掛けていきたいです。

