通園・園外保育等の交通安全対策の取組状況
本日開催された都市環境委員会において、表題の「通園・園外保育等の交通安全対策の取組状況」についての報告を頂きました。 我が会派からは、昨年5月に発生した滋賀県大津市の園外保育中の交通事故に鑑み、すぐさま区長に「通園・園外保育等の安全対策に関する緊急要望」を申し入れております。国からは緊急安全点検を実施し、その結果について対策を関係者間で検討し、実施した取組についての報告が求められております。
本日の報告によると、目黒区では昨年9/17~11/1まで行われた点検結果をもとに、各施設管理者、道路管理者、警察署と合同で点検し、対策を講じております。対策要望件数: 174件、対策必要件数:138件(うち、令和元年度の実施件数:120件)、令和2年度以降の対応:18件との事でした。対策では防護柱設置、区画線塗り直し、巻き看板設置等が実施されております。
かつて、平成24年の京都府亀岡市で登校中の小学児童の列に車が突っ込む死亡事故が発生した際に、我が会派で「子どもの目線による通学路安全総点検」を区長に要望しました。その時の点検では、200件を超える改善箇所があがりましたが、今回も138箇所もの改善点が上がり、前回と重複しているのか、相違点を伺いました。前回は小中学校、幼稚園の通学途中での子どもの目線、今回は保育園の通園・園外保育途中で列をなして移動する視点との違いがあり、信号時間の長さや列で引率する集団の長さに大きな違いがあったとの事でした。また、昨今の高齢者ドライバーでの事故多発を受けて、点検時に新たな要素が加わったようです。
今日も埼玉県越谷市で小学児童の列に車が突っ込む事故があったとの報道がありました。起こしてはならない事故であり、これからも点検活動に十分留意して参ります。