平成の終わりに
いよいよ平成の時代も残すところ、後2日となりました。 私が思うところの平成の時代を振り返りたいと思います。 国際的にはベルリンの壁が崩壊し、東西冷戦に終止符が打たれ、平和な世の中に進むと思いきや、中東での紛争が激化し湾岸戦争に、また、世界各地で民主化の動き、独立闘争などによる地域紛争が絶えまなく、厳しい状況へと変貌しました。 その後、戦争による遺恨などがテロの連鎖に今なお続きます。 私が社会人になったのは昭和62年のバブル絶頂期でしたが、平成に入り、財政再建のための消費税導入、バブルの崩壊により、売上げ・利益を確保する手立てが厳しくなり、業界内での低価格競争が激化しました。 金融の破綻など経済活動の大きな局面を迎えたと思います。 平成の最初の10年間は海外での事業展開を模索し、業務効率化のためのIT機器の導入に傾注されました。また、大企業での大量リストラ、社内では不断の業務効率化が進む中で、その後の10数年間は新規採用は避けられ、派遣社員・パート社員の投入、早期退職を促す企業も存在したと思われます。ストレスが高じている社会にあって、あらゆる世代で社会的弱者への差別、いじめなども深刻化したと考えます。 厳しい環境に置かれる中、企業の偽装や改ざんなど不祥事も相次いで起こりました。そして、世界同時不況のリーマンショックで、目黒区に於いては財政健全化する事態まで影響しました。阪神淡路大震災、東日本大震災、中越地震、熊本地震、北海道胆振東部地震、雲仙普賢岳の噴火、西日本豪雨災害などなど、各地で自然災害が猛威を振るい、大災害に備える事が喫緊の課題になりました。 急激な超高齢社会への突入、少子化問題、施設の老朽化への対応、新たな行政需要に応える街づくりへの対応、持続可能な財務体質の構築など、目黒区の課題も山積しております。これから「令和」を迎えますが、厳しい様子が目についた激動の「平成」時代に経験した様々な事象を、新しい時代への教訓に変え、地域の皆様とともに、希望を見出す安定した時代へとなるよう創りたく存じます。これからもご指導ご鞭撻のほど、宜しくお願い致します。
公明党東京都本部議員総会
今日は公明党東京都本部の議員総会が行われ、統一地方選挙後半戦の総括及び足立区議選並びに参院選に挑む決意溢れる会合となりました。この選挙戦を振り返り、公明党の議員は、具体的な実績を語っており、特に国や東京都と連携した対応をされている事が、聴いている方に響いていたと講評して頂きました。まさに、私自身の今回の選挙戦の主軸は、区立小中学校の体育館にエアコンを配備した実績を具体的に語り、東京都の財政支援を受けるために、都議会公明党と連携した様子を語り抜きました。今度は参議院(国政)の出番です。地域の暮らしを中心に国政レベルで働いて頂きたい要望を伝え、政策を作り、地域の暮らしがより充実するようネットワークの強みを生かして参ります。