ゲートキーパー養成研修
本日 目黒区議会では、東京都中部総合精神保健福祉センター 所長で精神科医の熊谷 直樹 先生を講師としてお迎えし、「誰も自殺に追い込まれることのない社会を目指して ~ゲートキーパーの役割と実際~ 」と題したゲートキーパーの養成研修を実施して頂きました。
東京都の自殺者数は2,290人(2015年)と全国ワースト1位であり、ピークは男性が40~50歳代、女性が40歳代と70歳以上の2峰との事でした。自殺率(人口10万人当たり自殺者数:2015年)は、全国平均18.5人、東京都17.4人、更に分析して目黒区は東京都平均より比較的低い位置にあり、全国的にも減少しております。自殺の社会的な影響として、1人の自殺者に対して、少なくとも家族や友人など周囲の6人には大きなショックを与えており、うつ病や自殺がなくなれば、国内GDPは1兆7千億円引き上がると言われるくらい大きな損失を招いているようです。
自殺の動機は健康問題が最も多く45%、経済的・生活上の問題13%、家庭的不和12%と続いており、うつが主な原因に捉えられるようです。うつの主な症状は①気分は憂うつ、②思考はマイナス思考、③意欲・行動は興味関心低下、④身体は不眠等、視野が狭くなり、自暴自棄で短絡的な事が、自殺企図、心中を誘発させ、アルコール多飲を伴う場合は自殺リスクを高める事になります。
ゲートキーパーとは門番を意味し、死に至る道の門を固め、生へと助ける人の事を指します。多くの方々が自殺対策を知って頂き、困難に追い込まれた時に相談を受けた時の対応の仕方を学ぶのが今回の研修の主な目的となります。悩んでいる人への接し方を教えてもらいました。
“り” リスク評価 自殺の計画、実行手段、自殺企図歴等を探る。
“は” 判断・批評せずにはなしを聴く。
“あ” 安心、情報を与える。
“さ” サポートを得るように勧める。
“る” セルフヘルプ 自分でできる対処法を勧める(相談、休息等)
リハアサルと標語的にまとめられました。
公明党目黒区議団では、いいじま和代議員が自殺防止対策として平成24年の第2回定例本会議で、当時先進的に進めていた足立区の状況を視察しながら、目黒区に提案したのが始まりです。区の窓口職員に研修を実施を呼びかけてきたものですが、議員としても様々な悩みを抱えている区民の皆様と接する機会が多い事から、今回議員対象に研修を実施して頂きました。接し方については本日受講した講義を参考にしていきたいと思います。

