議会運営委員会 行政視察(芽室町議会)
昨日の朝から札幌市の宿泊ホテルを出発して、日高山地を抜けて帯広市の隣にある芽室町の町役場を訪ねました。芽室町は、昨年の早稲田大学マニュフェスト研究所による議会改革ランキング1位に輝いた自治体として、全国的に注目を集め、行政視察が昨年度で140自治体にも及んでいるようです。議会会期中での訪問となり、大変お忙しい中で対応して頂きました。
芽室町議会では平成12年度から議会活性化計画を策定し、取り組まれて来たようですが、住民の負託に応えるのに議会活動が理解されにくく、時間もかかる上、課題も多い事から、改革に終わりがないと広瀬町議会議長から挨拶が冒頭ありました。
地方議会で様々な問題が浮上する中、住民の皆様からの議会に向ける視線がより厳しさを増す中、議会基本条例の策定が必要との認識のもと先進自治体を視察し議会の在り方について研究を深め、平成25年3月に条例を制定されたとの事です。議会運営方針に「住民に開かれ」「分かりやすく」「行動する」を掲げ、議員一人一人が条例に基づいた自己評価して次年度の活動に活かしたり、政策形成については通年議会を行うことで各議員間での政策討論により決議をしていくなど、PDCAのサイクルを回しておりました。議会からの発信力にも力が注がれ、年1回の議会白書の作成、月1回の議会だよりの発行、日々のHP、SNSによる情報発信をするなど、精力的に取り組まれております。現在は、住民の意見を如何に政策化できるかを議会と議会事務局が一体となって、執行部側と闘っているとの事でした。
このような議会改革で住民の議会に対する意識の変化を伺うと、改革後の変化は若干程度しか感じておらず、わかってもらうのには5~10年はかかるとの感触でした。今まで行政主導でやられてきた事が果たして良いことなのか?住民が自ら政治に参加していかないといけないのではないか。そのためには住民がコスト意識を持ち、我々議員がパイプ役となって、行政に住民の代表として政策提言する事が最も肝要であると、議会改革を進める本義が答弁に込められておりました。議員としての住民の悩みや様々な相談に寄り添いながら、問題を知る、探る、調整を図る、改善に向けた活動を行うなどの仕事を実施する中で、議会全体を改革する仕事に大変なエネルギーが費やされていると感じたが、議員としての仕事量にどのような変化があったかについて尋ねると、改革に入る前は大した仕事量ではないと考えていたが、改革する毎に年々仕事量が増え、特に役職を持つ議員は忙しいとの事でした。
視察時間の制約もありましたが、様々に勉強できました。改革は一朝一夕に出来ることではありませんが、目黒区議会に持ち帰り、目黒にあった改革を今回学んだ事を通して、しっかり検討したいです。
