今年一年を振り返って
いよいよ一年が終わろうとしております。このブログを始めてからちょうど1年が経ちました。ブログの投稿数が1年間で189件に達し、2日に1回の頻度で掲載していた事を改めて感慨深く感じます。今年1年を振り返って総括し、来年を迎えたいと思います。
昨年の12月は、国の経済成長率の鈍化から、消費税10%への増税を1年半先送りした事に対し、国民の信を問うための衆議院選挙が行われました。公明党は景気回復の実感が湧かないという地域の皆様からの声を受け、選挙では地域の消費喚起を起こすためのプレミアム商品券の発行などを公約の第一に掲げ選挙戦に挑みました。そして、再び政権を担うこととなり、早速2月に平成26年度の国の補正予算でプレミアム商品券等、地域の消費喚起・生活支援策の予算が付き、目黒区においても、従来にない20%のプレミアム付き商品券を発行することになりました。それ以外でも区内の商店街振興として、商店街プロモーション事業など、商店街の方からお話を伺った景気喚起の対策を提案して予算化できた事業もあります。
今年4月は目黒区議会が改選を迎え、皆様からのご支援のおかげで私自身3期目の当選を果たし、公明党目黒区議団幹事長、議会運営委員会副委員長を昨年に引き続き担わせて頂くことになりました。
7月には友好都市である中国北京市東城区に目黒区・目黒区議会の代表団の一員として、東城区を表敬訪問し、今後両区が青少年の体育・文化などの交流事業をより充実して行っていく事や、草の根交流を今後も継続する事、そして、東城区の友好都市である韓国中浪区との友好都市締結に向けた動きがある中で、極東アジアにおける首都圏自治体としてトライアングルの交流を図る事を約束しました。その後、7月中に東城区より青少年キャラバン隊一行や、東城区の教育委員会代表団一行が、さらに12月には東城区人民政治協商会議代表団一行、また、中国人民対外友好協会芸術院代表団の中に目黒区代表団が東城区訪問の折りに大変お世話になりました東城区外事弁公室主任の方が訪日メンバーでいらした事から、目黒区に立ち寄って頂くなど、東城区との交流が一挙に加速した一年でした。
行政視察においては、7月に区議団で目黒区と友好都市である宮城県気仙沼市と角田市を訪問し、東日本大震災以降の復興の様子を確認しました。気仙沼市は毎年同じ時期に訪問しており、今年で5年連続となります。新しい復興住宅が初めて建設されたとの事で、大変なご苦労の中で新たな街づくりが行われておりました。角田市には4年ぶりの訪問となり、新しい市民ホールが開設されたばかりとの事で見学に行きました。復興には時間がかかり、新たな街の姿を描いて大きな一歩が踏み出されたと感じました。
10月には所属する生活福祉委員会で、北陸新幹線開通のもと、富山県、石川県を訪ね、温泉を利用した全国でも珍しい介護予防センターや認知症対策に先駆的な富山県小矢部市の様子、そして石川県金沢市では21世紀美術館と官-学連携の事業を紹介して頂き、知見を深めました。12月には議会運営委員会で議会改革を先駆的に行っている北海道札幌市、江別市、芽室町議会を訪ね、様々な議会改革における成果と課題点を伺って参りました。
その他、主な議会活動では、10月に各種企業・団体の皆様からの要望や、日々の区民相談で肌で感じている事柄について次年度の予算要望を策定し、目黒区青木区長に提出致しました。11月の第四回定例本会議では議場において一般質問を行い、「チーム学校」についてや、区内の空き家空き部屋の利活用について、そして、他区に遅れをとっている自転車走行空間の整備についての3点に関し、目黒区の姿勢を確認しました。この中で区内の空き家対策では、これからも利活用する目線で追いかけて参りたいと存じます。
国政では安全保障法制の議論が話題になりました。日本を取り巻く安全保障環境は非常に厳しく、非常事態に対処していくには日米が共同で対処していくしかなく、そこを強化する事が最も抑止力があると考えます。ただ、平和を唱え、話し合いにより解決を図るとしただけで、危険はまぬがれるのでしょうか?それを戦争できる国にしたという表現は、国民の不安を単にかき立てているだけであり、いざという時の責任をどう考えているのか甚だ疑問です。また、年末に押しかかり、公明党が税と社会保障の一体改革に伴う消費税増税議論をした民主・自民・公明の3党による合意(3党合意)以来、一貫して主張してきた軽減税率の導入も、政府の後押しで最終的に加工食品も含めて対象に入れるなど、様々な成果が上がっております。
他にも地元の町会や商店街の行事や党主催の会合や催しなど様々な出来事があった一年でしたが、これからも地域に密着し、皆様の声を受け止めて、暮らしやすい目黒区にしていけるよう、決意新たに新年を迎えたいと存じます。