生活福祉委員会 行政視察を終えて(あとがき)
10/19~21までの3日間の行程で、北陸都市を巡った行政視察でしたが、いずれのテーマも今後の目黒区の将来像を描く上で、大いに参考になった視察だと感じました。
富山市の介護予防センターは、温泉を利用した取り組みとして、ご高齢者が元気に過ごすための健康づくりに、ご高齢者目線で引き出す魅力の創出が大事だなと感じました。地域包括ケアシステムで一つの柱の「予防」における目黒区として留意すべき欠かせない要素だと思います。2ヶ所目の富山県小矢部市においては、認知症への対応に先進的に取り組んできた自治体として、地域性の違いはあるにせよ、市民の皆様にいかに理解の輪を広げて行くかが大事であり、進むべき方向は同じだと思いました。3ヶ所目の金沢市21世紀美術館は、市内の中心に位置し、誰もが入りたくなるような先鋭的な美術を擁し、五感を通して楽しめる美術館として、ありたい未来像の姿を感じました。最後の金沢市産学連携ネットワーク事業は、金沢市にマッチした取り組みなのかと思いました。ものづくり文化、学生の多い街という地の利を活かし、今年3月の新幹線開通による都心から2時間半という時間短縮の実現、産学と官の連携を実現し、現在進行形で発展を続けている勢いが感じられました。
視察先以外でも、夜の食事に地方都市を散策すると富山県高岡市は、新幹線が行き交うようになった事から駅前がとてもきれいに変わってましたが、人はほとんど歩いておらず、10年ほど前に私が会社員だった頃に訪れた、街は古めかしいけれどそこそこ賑わっていた時の様子が失われた感がありました。富山県小矢部市では、道の駅や三井アウトレットパークがあり、昼は市内の方などが、食事、買い物等に利用されており、土日、祝日は賑わうのだろうと想定されました。街にある公共建物の造りも、メルヘンチックに作られており、観光としての機能も努力されている様子でした。金沢市では、到着した時間調整で、金沢城・兼六園を回りましたが、平日にも関わらず本当に観光客(外国人も多い)や修学旅行生が多く、伝統の魅力の強さを感じます。タクシーの運転手さんに伺うと、新幹線の効果は東京方面からの集客だけでなく、関西からの利用も増えているとの事で、外国人の方も多いと言われてました。北陸地方は魚が美味いし、酒の種類も豊富で、自治体政策もこうした動きを読んでいると思われ、攻めの対策が光っておりました。
自治体の未来は自治体の努力、発想が欠かせないと思います。財政の事ばかり気にしてたら、打つべき攻めのタイミングを失い、中途半端に魅力も半減すると考えます。今回の北陸視察は、そういう面でも勉強になったと思います。これからの政策作りに役立てたいと思います。
