生活福祉委員会視察(2日目)
行政視察2日目午前中は、富山県小矢部市役所を訪ね、認知症あんしんネット(認知症地域支援体制構築等推進事業)について、小矢部市健康福祉課より取り組みの様子を伺いました。高齢化率が平成19年当時28%にあり、認知症による罹患率が国内で最も高いことから国の認知症対応に関するモデル事業に選定され、以後2年半10/10の補助金を受けながら、暗中模索で事業展開を図ってきたとの事です。
高齢者の認知症に関する問題は、全国的な広がりで、目黒区においても様々先進事例を伺いながら、将来の街づくりに生かしていく必要があります。訪問先の小矢部市では、「認知症になっても安心して暮らせるまちづくり」をビジョンに掲げ、「地域づくり」「人づくり(育て)」「ネットワーク」を3本柱に据えて、ビジョンの達成を目指しておりました。特に「人づくり(育て)」については、サポーター養成やサポーターづくりに事業の伝授を図るためのキャラバンメイトの育成に力点が注がれている様子を伺いました。
徘徊見守り模擬訓練というのが平成20年よりサポーター参加で行われ、徘徊を防ぐための捜索に、「声かけ」がとても大事であることを学びました。声をかける際に心がける要素として、「驚かせない」「急がせない」「自尊心を傷つけない」をあげ、デリケートな面に配慮している点が凄いと感じました。実例があったかを尋ねたところ、あまり多くはないが普段からの声かけが姿勢として周知されてきており、人づくりに大きな効果をあげている様子です。また、徘徊してしまうと、山間地のため夜は危険が伴い、高齢者自身にも気をつけて頂かなければいけないのではとの質問に、警察の方では、靴に蛍光シールなどを貼って見分けする対応をされ、今年度よりGPS機能の携帯グッズもレンタルを開始したが、今のところ要請はないとの事でした。また、写真を撮って顔を認識するのが最も効果が高いので、その方向で啓発を実施しているとの事でした。
先進事例が満載であり、目黒区の施策に取り込む要素が高い視察でした。

