アンギアーリの戦い展
一昨日は家族で八王子にある東京富士美術館での、レオナルド・ダ・ヴィンチと「アンギアーリの戦い」展を見学しました。
「アンギアーリの戦い」とは、1440年にイタリアのアンギアーリ(トスカーナ地方)にある橋を巡って、フィレンツェ共和国軍とミラノ公国軍との間で争った戦いとの事で、フィレンツェ共和国軍が勝利した時の様子を激しく軍旗を取り合うシーンとして描いた内容でした。
今回の展示は、1504年にフィレンツェ共和国から巨匠レオナルド・ダ・ヴィンチに、戦いの様子を壁画としてヴェッキオ宮殿(現フィレンツェ政庁舎)大会議室(五百人大広間)に描くよう依頼されたものでしたが、過去の作風の失敗から油絵として実験的に挑戦しましたが、表面の絵の具が流れ落ち出し、修復を試みるも色が混じり合ってしまい、途中で断念した未完の対策となってしまったようです。本展のメインは、壁画の中心部分をなす軍旗争奪の戦闘場面を描いたタヴォラ・ドーリア(ドーリア家の板絵)として知られる著名な16世紀の油彩画と、関係する資料、作品を一堂に集めた企画展でした。
同時にミケランジェロが「カッシーナの戦い」(1364年にフィレンツェ共和国司令官の病気と長引く暑さをしのぐためにカッシーナで休憩し入浴していた兵士たちを、ピサ共和国軍が不意打ちした時の様子を描いたといわれている)の制作を手掛けており、同じ会議場に2人の巨匠による作品が並ぶ初のプロジェクトでしたが、こちらの作品も他の仕事が途中で入った事で未完に終わり、その後、途中までの現物も今日に伝わっていないとのことです。こちらも企画展の中で紹介されてました。
会場には多くの来館者が熱心に見学されており、久しぶりに芸術に堪能しました。

