#松浦武四郎らが江戸時代のアイヌの人々描く作品展 三重 松阪
❐NHK 三重 NEWSWEB/2025/06/21/12時37分…より転載!
「北海道」の名付け親として知られる探検家、松浦武四郎などが江戸時代のアイヌの人たちを描いた作品の企画展が三重県松阪市で開かれています。
「北海道」の名付け親として知られる松浦武四郎は幕末から明治にかけて活躍した探検家で、当時の蝦夷地を探検しアイヌの人たちと交流をはかりました。
武四郎の出身地で、松阪市にある記念館で開かれている企画展では、武四郎や江戸時代の絵師などが当時のアイヌの人たちの暮らしぶりを描いた作品26点が展示されています。
このうち、「蝦夷人物図屏風」は、狩猟で使う弓矢が曲がっていないかどうか確認している男性の様子が描かれています。
また、「蝦夷人酒宴之図」では神にささげる舞を踊る人々が描かれ、生き生きとした人々の姿を感じることができます。
大阪から訪れた20代の女性は「躍動感があって、場面が想像できるようなタッチで描かれていて、人のことを大切にみているのだと分かりました」と話していました。
松浦武四郎記念館の学芸員世古詩央里さんは、「ほかの絵師の絵とも見比べていただき、武四郎の描いたアイヌの人たちの温かさを感じてほしい」と話していました。
この企画展は来月27日まで開かれています。