❒NHK NEWSWEB/三重 NHK/2020年11月02日19時25分…より転載!
松阪市などは、隣り合う多気町のシャープ三重工場で働いていて解雇を通知された市内の派遣労働者を対象に2日、生活支援制度についての説明会を開きました。
参加者からは、当座の生活費の確保に関わる質問が相次いだということです。
多気町のシャープ三重工場をめぐっては、製造する液晶ディスプレーの需要の落ち込みから、松阪市の人材派遣会社が11月15日の解雇を派遣労働者に通知したとされています。
三重県や派遣労働者たちが加入する労働組合によりますと、解雇を通知されたのはフィリピン国籍の人が多く、約100人にのぼるということで、隣り合う松阪市では、市内に住む人を対象に生活支援制度の説明会を県とともに開きました。
2日午前、市内の会場では解雇に伴う税金や保険の手続きのほか、子どもの学費の減免のための手続き、市営住宅の入居手続きなどを通訳を介し説明したということで、集まった50人以上からは雇用保険制度の手続きなど、当座の生活費の確保に関わる質問が相次いだということです。
参加したフィリピン国籍の40代男性は「子育ての費用や家賃など心配がたくさんあります。新型コロナウイルスで次の仕事を見つけられるかもわからないです」と話していました。
松阪市などは、2日に参加できなかった人向けに、4日も説明会を開き、11月15日の解雇に備えることにしています。
https://www3.nhk.or.jp/lnews/tsu/20201102/3070004383.html