松阪市議会議員  松岡つねお(まつおか つねお)

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#終戦から75年 全国戦没者追悼式 約310万人の戦没者を慰霊

新聞社記事・WEB記事 / 2020年8月15日

❒NHK NEWSWEB/2020年08月15日15時32分…より転載!

 

終戦から75年を迎えた15日、およそ310万人の戦没者を慰霊する政府主催の全国戦没者追悼式が東京の日本武道館で行われました。

 

式典には全国から遺族の代表などが参列しましたが、ことしは新型コロナウイルスの感染防止のため、20の府と県がやむなく遺族の参加を断念しました。

 

参列者の数はおよそ550人と去年の1割以下となり、過去最も少なくなりました。

 

式典では、天皇陛下が、皇后さまとともに菊の花で飾られた式壇に着かれたあと、国歌が演奏されました。

 

ことしは、感染防止のため、斉唱はせず、演奏のみとなりました。

 慰霊式

そして、安倍総理大臣が「戦争の惨禍を、2度と繰り返さない。この決然たる誓いをこれからも貫いてまいります。我が国は、積極的平和主義の旗の下、国際社会と手を携えながら、世界が直面している様々な課題の解決に、これまで以上に役割を果たす決意です」と式辞を述べ、参列者全員で1分間の黙とうをささげました。

 安倍首相

 

続いて天皇陛下が「戦後の長きにわたる平和な歳月に思いを致しつつ、過去を顧み、深い反省の上に立って、再び戦争の惨禍が繰り返されぬことを切に願い、戦陣に散り戦禍に倒れた人々に対し、全国民と共に、心から追悼の意を表し、世界の平和と我が国の一層の発展を祈ります」とおことばを述べられました。

 天皇

 

このあと遺族を代表して昭和20年6月にフィリピン・ルソン島で父親を亡くした静岡市の杉山英夫さん(82)が「戦争のない平和な時代として75年、2度と我々の様な戦没者遺族を出さないために、大戦を知る遺族として、罪のない一般市民まで巻き込まれる戦争の悲惨さと恐怖、平和の尊さありがたさを万世にわたり語り続け継承してまいらなければならないと思います」と追悼の辞を述べました。

 

 

参列者は式壇に菊の花を手向けて、戦争で亡くなったおよそ310万人の霊を慰めました。

 

会場を訪れることができない遺族などが多かったことから、ことしの式典の様子はインターネット上の「YouTube」でも同時配信されました。

 

 

終戦から75年を迎えて参列者の高齢化も進み、およそ8割が70歳以上となっています。

 

このうち最年長の参列者で北海道に住む93歳の長屋昭次さんは兄の保さん(当時26)が昭和20年、戦地だった中国で肺結核のため亡くなりました。

 

長屋さんは、「コロナの関係で参加することにちゅうちょはありましたが、この年齢なのでこれが最後だと思ってしっかり慰霊したいと思っています。75年になりましたが、いま思えば、戦争は絶対やってはいけないと思います。いま政治に携わる人たちは、私たちの考えとは異質の考えを持っているような気がします。間違った方向にいかないように常に念願しています」と話していました。

 

また、戦争の記憶を受け継いでいこうと、最年少の遺族として参列した群馬県の中学1年生、井田雪花さん(12)は、曽祖父の井田正雄さんが昭和20年5月にソロモン諸島で戦死しています。

 

井田さんは、「曽祖父が平和な世界を望んでいると感じたので参加しようと思いました。私は戦争を知らない世代ですが戦争についてもっと勉強し、争いのない平和な世界の願いを次の世代に引き継いでいけるように努めていきたいです」と話していました。

 

 

上皇ご夫妻 愛子さま 正午の時報とともに黙とう

宮内庁によりますと、上皇ご夫妻は、東京 港区にある仮住まい先の仙洞仮御所で、テレビの中継番組を通じて戦没者追悼式をご覧になりました。

 

そして、正午の時報とともに黙とうをささげられました。

 

また、天皇皇后両陛下の長女の愛子さまも、お住まいの赤坂御所で、正午の時報に合わせて黙とうをささげられたということです。

 

 遺族

 

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20200815/k10012568021000.html?utm_int=news-politics_contents_list-items_004