#犯罪被害支援策の中間案 示される
❒NHK NEWS WEB/三重 NEWS WEB/08月23日 19時27分…より転載!
犯罪被害者やその家族に生活支援などを行う三重県の犯罪被害者等支援条例が、ことし4月に施行されたのを受けて、今後の具体的な支援計画を話し合う会議が津市で開かれ、県から計画の中間案が示されました。
三重県では、平成25年8月、朝日町で中学3年生の女子生徒が当時、高校3年生だった元少年から暴行を受け死亡する事件が起きました。
女子生徒の父親の要望を受け三重県は犯罪被害者やその家族に生活支援などを行う「犯罪被害者等支援条例」をことし4月に施行し、都道府県で初めてとなる見舞い金制度を導入しています。
23日、津市で開かれた支援計画の詳細を話し合う2回目の会議では、弁護士や被害者支援に詳しい専門家などが出席するなか、県から計画の中間案が示されました。
この中では、犯罪被害者などを支援する体制を整えるために市や町に設置された相談窓口での対応を強化することや、被害者などと接する担当者を対象に研修を実施することなどが盛り込まれました。
これに対し、出席者たちは自治体や警察などの関係機関が連携を強化するための具体的な方法をさらに議論することや、担当者向けの研修を弁護士会なども支援していくことなどを確認していました。
会議では、中間案をもとに県議会の報告や県民からのパブリックコメントも参考に年内にも最終案をまとめることにしています。