#8号 #9号 #10号 台風相次ぐ2つの理由
❒NHK NEWSWEB/2019年8月6日 18時05分…より転載!
台風8号は九州の北の海上に進みましたが、このあとしばらくの間、土砂災害や強風、高波などに十分な注意が必要です。
一方、日本の南の海上では台風10号が発生しました。フィリピンの東の海上にある台風9号とともに日本に影響が出る見込みで、今後の情報に注意が必要です。
いま日本の南の海上で台風の発生が相次いでいるのはなぜか。
気象庁によりますと、その理由として、「平年より暖かい海水」と「西からの季節風」があげられるということです。
海面水温 平年より高い
台風の発生が相次いでいるフィリピンの東からマリアナ諸島にかけて平年より海面水温が高く、積乱雲のもととなる水蒸気が発生しやすい状態になっています。
西からの季節風の影響も
また、日本の南の海上では、西から東へと季節風吹いていますが、今月に入ってから、平年よりも強く流れ込むようになっているということです。気象庁よりますと、この西風が、太平洋高気圧の縁を回る東の風とぶつかることで渦をまき、台風が発生しやすい状況になっているということです。
この状況は今後も続く見込みで、気象庁は台風の情報に注意してほしいとしています。