松阪市議会議員  松岡つねお(まつおか つねお)

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# 博多駅前で道路陥没 影響広がる!

新聞社記事・WEB記事 / 2016年11月8日

❒NHK/NEWSWEB:11月8日19時19分…より転載!

8日朝、福岡市のJR博多駅前の市道で起きた大規模な陥没で、停電やガスの供給が停止されるなどしていて影響が広がっています。

 新幹線の改札口などで停電も

 JR西日本によりますと、陥没の影響でJR博多駅の新幹線の改札口やホームでは午前5時すぎから停電しました。当初、非常用発電機で自動改札機などの一部の設備は作動していましたが、午後1時ごろからは非常用発電機も停止し、自動券売機や自動改札機、それに、行き先を示す電光掲示板などもすべてストップしました。

 真っ暗になった改札口の周辺では仮設の蛍光灯が置かれ、JRの担当者がマイクを使って状況を説明していました。また、改札口の電光掲示板は表示が消え、出発時間や行き先などは、ホワイトボードに書き込まれていました。利用者は作動しなくなった自動改札機を通りJRの担当者が手作業で乗車券を回収していました。

 その後、午後6時前には非常用発電機が復旧し、電光掲示板や一部の自動改札機などは使えるようになったということです。山陽新幹線は、午後1時ごろから停電に伴う安全確認を行ったため、一時、最大で35分の遅れが出たということです。

 駅周辺の商業施設停電で休業も

 陥没による停電などで、JR博多駅周辺の商業施設にも影響が出ました。このうち、「KITTE博多」は停電のため、ビルに入っている飲食店や衣料品店など184店舗すべてが休業しました。

 また、JR博多駅の駅ビルに入る「アミュエスト」と「博多デイトス」も、入居するすべての飲食店や衣料品店合わせて106店舗が終日休業しました。

 「JRJP博多ビル」は1店舗を除く15店舗が休業しました。停電が続く飲食店などでは、冷蔵庫が使えなくなり、売り物にならなくなった食材の片づけなどの対応に追われたということです。

 9日の営業予定について、各施設では、停電が復旧すれば通常どおり営業したいとしています。一方、「アミュプラザ博多」と「博多阪急」「マイング」「博多駅地下街」は通常どおり営業していているいうことです。

 NTT回線に障害

 NTT西日本によりますと、福岡市博多区で起きた陥没の影響で、地下の通信ケーブルが損傷したため、現場周辺で、固定電話やインターネットがつながらないという連絡が、午前9時の時点でおよそ80件寄せられているということです。NTTが詳しい原因を調べていますが、今のところ復旧の見通しは立っていないということです。

 周辺のビル1棟で断水続く復旧のめど立たず

 福岡市水道局によりますと、JR博多駅前の道路が陥没した影響で、午後7時現在、現場近くの1棟のビルで断水が続いているということです。このビルは避難勧告が出ている地域にあり、復旧の見通しは立っていないということです。

 ガス供給12戸で停止

 道路の陥没の影響で、都市ガスを供給している「西部ガス」は安全確保のため現場周辺のガスの供給を停止しています。午後4時現在、12戸でガスの供給を停止していて、「西部ガス」によりますと、このうち8戸は8日中に復旧できる見通しだということです。一方、より現場に近い4戸については、今のところ復旧の見通しは立っていないということです。

宿泊予定200人余を別のホテルに

 道路の陥没を受け、現場近くのホテルの1つでは、8日宿泊する予定の200人余りを別のホテルに振り替える対応を取りました。このホテルでは、宿泊客の安全を確保するためガスを止めて別のホテルに案内していて、ロビーには、8日宿泊する予定のビジネスマンや大きなスーツケースを抱えた観光客が出入りしていました。仕事で福岡に来た42歳の男性は「別のホテルまで行くのは大変ですが、道路に大きな穴が開いているのでしかたがないです」と話していました。

 交通への大きな影響なし

 JRによりますと、博多駅では駅構内の一部が停電しているということですが、運行に影響はなく、山陽新幹線と九州新幹線、それに在来線とも平常どおり運行しています。

 福岡市営地下鉄や西鉄も平常どおり運行しているということです。西鉄の路線バスに運休は出ていませんが、博多駅前を通る2つの路線で現場をう回して運行しているということです。

 一方、福岡空港では、航空機の運航に影響は出ていませんが、国際線ターミナルが一時、停電し、空調やエスカレーター、一部の店舗で電気が使えなくなりました。空港の施設を管理する福岡空港ビルディングによりますと、停電は午前11時すぎに解消したということです。

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