☆彡台湾南部で地震 11人死亡 470人以上けが!
❒NHK:NEWSWEB-2月6日19時43分…より転載!
6日朝早く台湾南部を震源とするマグニチュード6.4の地震があり、台南市で16階建てのマンションが倒壊するなどして、これまで11人の死亡が確認されたほか、470人以上がけがをしました。
6日午前3時57分ごろ(日本時間の午前4時57分ごろ)台湾南部の高雄市を震源とするマグニチュード6.4の地震があり、台湾の広い範囲で揺れを観測しました。震源からおよそ40キロ離れた台南市では、郊外にある16階建てのマンションが倒壊するなど、建物が倒壊したり傾いたりする被害が相次ぎました。
地元当局によりますと、これまでに合わせて11人の死亡が確認され、470人以上がけがをしたということです。このうち倒壊したマンションでは、生後10日の女の赤ちゃんなど合わせて9人の死亡が確認されました。
マンションは基礎と建物本体が離れて横倒しになって大通りをふさいでおり、現場では消防隊員などよって住民が建物の中から救助されています。
地元当局は建物の中にまだ取り残されている住民がいるとみて、救助作業を急いでいます。
また、台湾メディアによりますと、台北と高雄を結ぶ高速鉄道の一部の区間で運転を見合わせています。
日本の窓口機関「交流協会」によりますと、これまでに現地に住む日本人などに被害の情報は入っていないということです。
倒壊の瞬間 防犯カメラには
台湾のテレビ局は、台南市にある16階建てのマンションの倒壊したときの様子がうかがえる映像を防犯カメラが捉えていたと伝えました。
この防犯カメラは、倒壊したマンション近くの道路に面した場所に設置されていたもので、画面左上に表示されている時計が、地震が発生した6日午前3時57分(日本時間の午前4時57分)を過ぎたところで、駐車してあった車が揺れ始めています。車が揺れ始めたおよそ10秒後、画面の上のほうから大量の粉じんのようなものが勢いよく画面いっぱいに広がる様子が確認でき、マンションが倒壊したときの様子がうかがえます。
また、そのすぐ後には道路の下から大量の水があふれ出し、道路を流れる様子なども撮影されています。
倒壊のマンション 手抜き工事の指摘も
台湾メディアは、今回の地震で倒壊した16階建てのマンションは手抜き工事があった可能性を指摘しています。
このうち台湾の新聞「自由時報」は、倒壊したマンションについて専門家の話として、鉄筋の長さや強度が十分でなかったほか、はりや柱が基準どおりに工事がされなかったことが倒壊につながった可能性があると指摘しています。
また、台湾のテレビ局は、マンションは完成して20年以上たったものだったとしたうえで、以前、建物の危険性が指摘されたこともあると伝えています。
これに対し、台湾の当局は6日の記者会見で、手抜き工事や設計ミスなどがマンションの倒壊の原因となったのかどうか調査する方針を示しました。