Archive for 2015年 8月 20日
❒NHKニュース:8月20日18時26分…より転載!
日本のはるか南の海上には、非常に強い台風15号と大型で非常に強い台風16号があって、21日以降、日本に影響を及ぼすおそれがあります。気象庁は今後の台風の情報に注意し、早めの対策を取るよう呼びかけています。
気象庁の観測によりますと、非常に強い台風15号は午後6時にはフィリピンの東の海上を、1時間に10キロの速さで西へ進んでいます。
中心の気圧は935ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は50メートル、最大瞬間風速は70メートルで中心から半径150キロ以内では風速25メートル以上の暴風が吹いています。台風15号の影響で沖縄県の先島諸島の海上は次第に波が高まっています。台風は21日には進路を北寄りに変え、先島諸島では21日の夕方から風がさらに強まり、海上は大しけになる見込みです。
気象庁によりますと、台風15号はさらにその後、沖縄本島地方や鹿児島県の奄美地方に近づくと予想され、来週、九州にも近づくおそれがあります。
一方、大型で非常に強い台風16号は午後6時には南鳥島の近海を1時間に20キロの速さで西北西へ進んでいます。中心の気圧は925ヘクトパスカル、中心付近の最大風速は50メートル、最大瞬間風速は70メートルで、中心から半径240キロ以内では風速25メートル以上の暴風が吹いています。
台風16号はこのあとも北寄りに進むため、小笠原諸島では次第に風が強まり波が高くなる見込みで、21日の最大風速は17メートル、最大瞬間風速は30メートルで、海上の波の高さは6メートルと大しけが予想されています。また、2つの台風の影響で西日本と東日本の太平洋側でもうねりを伴って波が高くなると予想されています。気象庁は強風や高波に十分注意するとともに、今後の台風情報に注意し、早めの対策を取るよう呼びかけています。