☆社説!
◇3日は「創価学会母の日」 気高き“広布の太陽”に最敬礼 聖教新聞2015年 5月1日付け…より転載!
「ただいまー」。友好対話に挑み続けてきた息子は、数日前に「転んで肩の骨にひびが入った」という60代後半の母親を心配し、久々に実家を訪ねた。
「私も今、帰ってきたの。友人に聖教新聞の購読をお願いできたのよ。これは、私の『5・3』までの挑戦だからね」と母親。いつもと変わらぬ元気な姿に、息子は安堵した。気遣いの言葉を掛けるつもりが、むしろ、どんな時も「前進あるのみ」との姿勢を崩さない母と会い、奮起させられて自宅へと戻った。
5月3日は「創価学会の日」であり、池田名誉会長の提案で制定された「創価学会母の日」でもある。今日の隆々たる学会があるのは、こうした“広布の母”である婦人部の皆さま方のおかげであることを忘れずに、深く感謝をささげたい。
三代の会長と共に走り抜き、広宣流布の伸展を支え続けてきた“創価の母”たち。いかなる宿命の嵐が吹こうとも、ひたぶるな祈りで乗り越えながら、前へ前へと進みゆく。一家和楽のため、世界平和のため、人類の幸福のために、けなげなほど懸命に生き抜く母たちは、永遠にたたえられる功労者だ。
「どんなときでも、笑顔を忘れない。どんな苦難にも、決して負けない。ありとあらゆる嵐があっても、微動だにせず、正しく強く歩み通してきました」――これは、名誉会長の激闘を半世紀以上にわたり支え続ける香峯子夫人について、長男・博正氏が述べた一節だ。柔和忍辱の心で慈愛と希望の光を送り続ける、“太陽の婦人部”の模範ともいうべき姿が浮かんでくる。
いかに現実が困難であろうとも、一歩も引かず、宿命を使命に変えていく。今、自分がいる場所を“勝利の逆転劇”を荘厳する舞台に変えてしまう。その強さの原動力は、言うまでもなく、強盛な祈りである。母の祈りほど真剣なものはない。
やがて、わが子にも、母の祈りに包まれて育ったことを実感する時が来る。子どもは、その時こそ“心からの感謝”を表すことだろう。人として生まれ、成長する間に、父母から受ける恩は計り知れないものがある。
名誉会長は綴っている。
「母は尊い。母は菩薩だ。仏だ。息子の僕も、父も、母をもっているだけで、幸福である。偉大な勝利者とともに、人生を生き抜いていることを、実感する」
さあ、新緑薫る5月――。わが生命を躍動させ、新たな前進を刻もう! 皆で全世界の「母に最敬礼」しながら。