☆松阪市制施行10周年記念事業 『名越康文』講演会が開催!
◇昨日3月8日(日)、午後2時より農業屋コミュニティ文化センターにて、講師に精神科医の名越康文さんをお迎えして
演 題~心がフッと軽くなる「瞬間の心理学」の講演会があり参加させていただきました。
◈松阪市では、3月は「自殺対策強化月間」に位置づけられており、ストレスとうまく付き合っていく方法など、現代人のメンタルヘルスや自殺予防について理解を深めていただけるよう普及啓発に取り組んでいます_(._.)_
※最近の著作…より転載!
①「怒り」は、仏教では「瞋(しん)」という概念で表現されます。「瞋」こそが、僕らを消耗させているものの正体だというわけですが、実は、「瞋」という概念は僕らが通常考える「怒り」よりも広く、例えば不安も怒りのひとつの表れと考えます。(出典 毎日トクをしている人の秘密 | PHPビジネスオンライン 衆知|PHP研究所)
②いずれにしても,結果として心に生じたストレスを,僕は仏教心理学の知見に倣って「怒り」と呼んでいます。この場合の「怒り」というのは,怒りと聞いて誰もが思い浮かべる「カッ」となる怒りから,「不安」「暗さ」「見下し」といった,一般的には怒りと見なされないものまで,さまざまなものを含んだ概念です。(出典 医学書院/週刊医学界新聞)
③そして、はっきりとは精神を病んでいないとされる僕たちも、怒りによるダメージを負っているという点では、それほど精神疾患患者の方々と違いはない、と認識したほうがよいでしょう。
(出典 講演録「心の技法」(9) 何より「怒り」がターゲット|かんかん! -看護師のためのwebマガジン by 医学書院-)
④人と話しているとき、ちょっとテンションが高くなり過ぎたり、舌が勝手に話を大げさにし過ぎたりしていると感じたとき、スッと気持ちを落ち着ける。そうやって「過去の渇き」に支配された状態から抜け出すことができれば、自然と心の状態はニュートラルに近づいていく。(出典 名越康文「驚く力」)
◈名越氏は、呼吸法や瞑想によって集中力を高めることをすすめています。「生産性を高める」ことが目的ではありません。目的は、マイナスの感情に影響されていない自分を取り戻すこと。そのようにして、自分のなかの小さな怒りに気づけるようになるため―――と言われております!