午後より産業経済委員会。

閉会中の調査研究「第一次産業における多様な担い手の参入と育成」について、各委員から提言案を発表していただき、協議しました。いよいよ提言も取りまとめの段階に入ります。

コメ助 い稲

よしとみからは以下の提言をしました。

(前置き)

農業や漁業など、第一次産業における担い手の減少はかねてから指摘されているところであり、本市に限らず日本全体の課題となっている。人口減少社会を迎え、それはいっそう深刻なものとなっている。

そのような中、国は地方創生を打ち出し、地方が成長する力を取り戻し、急速に進む人口減少を克服するためのビジョンと方途を示した。すでに本市でも、松山版の総合戦略の策定に鋭意取り組んでいるところである。また、第一次産業における担い手の参入と育成においても、国の施策を十分に活用あるいは補完して、効果的な取り組みをしていくべきである。

国の5か年総合戦略では「しごと」と「ひと」の好循環作りと、それを支えるまちの活性化をめざし、地方における安定した雇用を創出するための「農林水産業の成長産業化」も掲げられている。本市でも平成27年度から「多様な担い手育成支援事業」を実施しているところだが、いっそう実効性のある取り組みをしていかなければならない。また、移住促進・まちおこしなどの諸施策を展開する上で、就農などによる職住の確保は欠かせない支援策でもある。 

農林水産担い手

<農林水産業共通>

  • 景観・環境保全や地球温暖化防止など、農林水産業が担う公益的多面的機能に着目してイメージアップを図り、新たな担い手の発掘につなげること

 

  • 国の施策と連動し、「攻めの経営」の展開を図ること
    • 他業界の成功事例やノウハウを農林水産分野に組み合わせ、付加価値の高い経営支援を提供できる体制を構築すること(日本再興戦略改訂版参照)

<農 業>

1.担い手の育成について

  • 未経験就農者の参入と育成を図ること
    • 定年を迎えた高齢者などの意欲と知見を積極的に活用すること
    • 定年後のライフステージに就農が選択できるよう、就農啓発に努めること
  • 女性就農者の参入と育成を図ること
    • 女性の活躍推進の一環に就農を位置づけること
    • 体験やイベント、広報などを通じて、女性の就農啓発を図ること
  • 青年就農者の参入と育成を図ること
    • 既存の青年就農支援策の積極的な活用を行うとともに、有効な支援策の開発と活用に取り組むこと
  • 農福連携を推進すること
    • 担い手不足や耕作放棄地の解消に資するために、障がい者就労などとのマッチング支援を行うこと
    • 福祉の農業への参入を促進するため、農地の確保や設備投資負担の軽減などについて、必要な支援や緩和措置を行うこと

2.生産性の向上について

  • 農地中間管理機構の取り組みに連動し、意欲ある担い手への農地集積・集約化を進めること(日本再興戦略改訂版参照)

3.ブランド化・販路拡大について

  • 安全・安心な有機栽培の普及を図ること
    • 特に本市がブランド化を進めるライムなどについて、安全性とブランド力を高めるため、有機栽培にも力を入れること
  • 松山ブランドを推進すること
    • 既存の認証制度を積極的に活用するとともに、本市独自の認証を設け、消費者に分かりやすい認証マークを活用し普及すること

<漁 業>

1.担い手の育成について

  • 青年漁業従事者の参入と育成を図ること
    • 都市部の若者らの移住による「地域おこし協力隊」などを有効に活用すること

2.ブランド化・販路拡大について

  • 松山水産物のブランド化を推進すること
    • 漁業協同組合連合会などが取り組んでいる、地元漁師が自信を持って勧める魚「プライドフィッシュ」などのPR事業を後押しし、支援すること
    • 既存の認証制度の活用や本市独自の認証制度の創設などにより、松山水産物の独自性を図ること

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松山市 吉冨健一
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