時事の問題を読み解いていると、「それって何?」「どういうこと?」と、時に足踏みしたりスルーしたり。でも、「分からない」から出発して、見たり聴いたり調べたり、そして、よ~く考えたりして、“モヤモヤ”⇒“スッキリ”を繰り返します。
「Yマンの整理帳」では、時事問題について、現状と課題を究明する中で整理できたことを掲載したいと思います。長~い“つぶやき”になると思いますが……お付き合いいただけたら幸甚です。
今、激しい国会論戦が展開されていますが、現政権の「社会保障と税の一体改革」については2つの基本的な過ちがあるような……
果たして、現行の年金制度は持続可能なのか?
また、日本経済をどう立て直すのか? 円高・デフレ対策は?
1.「社会保障と税の一体改革」2つの過ち
1つは、政策への合意を得るための手順(順番)の間違い
普通、政策導入の過程は、
①まず、政策の骨子と全体像を示し、
②そして、経費と財源を示し、
③ようやく、国民の合意を得られる
となるわけです。が、現・民主政権は、
①まず、「消費税」を言い、
②肝心の政策を示さずに(示せずに)、
③社会保障と経済、生活に対する、国民の先行き不安をあおるばかり
しかも、与野党協議の前提となり、民主党としては“公約”でもある年金改革の全体像が未だに示せない。「実は10%では足りない」とか「いや消費税の数%しか社会保障には回さない」とか、幹部・閣僚がそれぞれ、てんでバラバラのことを言っている。
何がしたいんですか???!
どこに連れて行かれるんですか???!
最早、それが一番の不安です。
2つ目には、経済政策の過ち
今、大事なのは経済政策・景気対策であり、金融政策・円高対策とデフレ対策です。
まずは、緩やかではあっても景気を回復し、経済成長の方向に持っていく。そして、国民の生活を立て直すことが先決であるはず。増税に始まって財政が立ち直った事例はまずないそうです。
毎年1兆円ずつ増え続ける社会保障費に備えるためであっても、
①景気回復
②歳出削減
③消費税等による税収確保
の順で進めるのが常道。また、物事を行う時期を間違えてもいけない。
①まず、増税
②消費の低迷
③景気の悪化
④税収の減少
⑤また、増税???!
ゴールがないままの迷走。“迷惑運転”は、もう、勘弁です<(`^´)>!!