2011.4.28(木)
今年度より、松山市「障害福祉課」が「障がい福祉課」に表記変更されました。
「しょうがい」の表記に関しては以前から論議があります。
大江健三郎氏も作中でこのことに触れられ、「障害」の「害」の字には「碍」をあてています。
改めて辞書を引くと、[音]ガイ [訓]さまたげる とありますが、
同氏の著『大いなる緑の木』では、
「碍える(さえる)」「碍えられる」、「碍えられて、そうするしかない」
といった意味で掘り起こしていたと記憶しています。
「市民の意識が変わることが大事」なのは当然のことですが、
漢字は意味を伴った言葉であり、表記が変わることで認識と評価、イメージが変わり、人の態度が変わることにつながると期待したいと思います。