上田市議会議員 松尾たかし

4月からの人事発表で感じたこと

社会 / 2021年3月26日

3月定例会で新たな副市長人事が提出され、質疑や動議などあり、すんなりとは決まらなかった。何でこの時期に副市長を交代させるのか?前副市長は職員からの信頼が厚く、市長を支える立場で庁内の調整役として実績があるだけに何で?との声だった。新たな副市長が誕生した。行政経験豊富な方だがどのような役割を果たしていかれるのか今後に期待したい。
先日、4月からの人事が発表され、かなりの役職で移動があった。新たな副市長を迎え、市長がやりたいことを実現させるための初めての人事と言える。市長の任期は残り1年。コロナ禍により著しい社会の変化に機敏に対応していかなければならない。

公共交通の再編についての私見

社会 / 2021年3月23日

昨年末、公共交通に関する法律を改正したため、上田市はこれまでの地域公共交通網形成計画に代わる「地域交通計画」を令和3年度中に策定していくこととなった。
今後、交通計画を策定するにあたって市の課題は財政負担を抑えるこが課題であり、路線バスの適正化とバス運行事業者の経営再建が必要だ。
これまで運賃低減の実証実験を行ってきたが、乗客が増えても財政負担も増えるという仕組みになっている。バス路線の再編は乗客増が見込める路線に絞り、地域交通との連携によって黒字化を目指す路線と赤字路線をデマンド交通を含めた地域交通に転換していくこと。特に枝線と言われる路線は廃止するなどし、バス路線の最適化(黒字化を目指す路線を明確にすること、赤字路線の削減)がポイントと考えている。これによりバス運行事業者は収益の高い貸し切りバス運行に重心を置いていただき、路線バス事業は補助金にたよる事業運営から転換が図れる。
国の新たな計画に沿って、こうしたプランが実現可能か検討していくことに加え、バス路線と連携を図る地域の交通手段の検討をどのように進めていくのか大きな課題だが、市の職員や市民だけでなくコンサルタントなど専門家の力が必要だと考えている。