「筆談鑑賞」を初体験。言葉を書き交わしながら味わう美術の世界 : ブログ :  松江市議会議員 佐々田しんごのホームページ

「筆談鑑賞」を初体験。言葉を書き交わしながら味わう美術の世界

2026年5月24日

島根県立美術館で開催中の島根から世界へ― 生誕150年 石橋和訓展に小笠原新也さん(耳の聞こえない鑑賞案内人)を迎えワークショップ「筆談鑑賞会」にボランティアスタッフとして親子で参加しました。

正直、最初は“筆談鑑賞”という言葉自体にあまり馴染みがなく、どのような内容なのかイメージがわきませんでした。しかし、3月の事前打ち合わせに参加し、説明を伺う中で少しずつ理解が深まり、今回実際に体験することができました。

参加してみると、これまで体験したことのない、とても新鮮な美術鑑賞でした。

通常の鑑賞では、学芸員さんの説明を聞いたり、参加者同士で感想を話し合ったりしますが、筆談鑑賞では、感じたことや気づきを“書いて”伝え合います。言葉を声に出さない分、自分の感じたことをゆっくり整理でき、作品とじっくり向き合える時間になりました。

帰宅後、一緒に参加した子どもに感想を聞くと、

「自分の感じたことをゆっくり考えられて面白かった。言葉で感想を言い合う場面では、雑音で聞き取れなかったり、他の人の感想に影響されて、自分の気持ちをうまく言えないこともある」

と話してくれました。

その言葉を聞き、“鑑賞”にもさまざまな形があり、一人ひとりに合った参加の仕方があるのだと改めて実感しました。

「みんなに同じ方法を求める」のではなく、「それぞれが参加しやすい形を増やしていく」――。

今回の体験は、そんな“合理的配慮”や“共生社会”についても考えるきっかけになりました。

島根県立大学の学生さん、美術館スタッフの皆さん、ありがとうございました。