松戸市では、平成23年度から順次市内の小中学校に冷房装置を設置していく考えでいました。
しかし、平成23年3月議会において、冷房装置を設置する予算を含む新年度予算案が審議されている最中、東日本大震災が発生しました。
そのため、耐震化がまだ完了していない中で「冷房よりも耐震化が先ではないか」と私たち公明党は考え、冷房装置の予算を耐震化への予算に変更した経緯が有ります。
その後、平成27年度で市内小中学校全ての耐震化が完了しました。
平成28年度より3年かけて市内小学校44校、中学校20校の全ての普通教室に冷房装置を設置する議案が提案されました。(平成28年度開校の東松戸小学校は冷房装置設置済み)
公明党は「民間資金を活用するPFI方式を導入すれば単年度での設置が可能となるばかりか、経費も大幅に削減できる」と具体的に提案を行い、その結果、松戸市では公明党が提案したPFI方式を採用し平成28年度ですべての小中学校普通教室に冷房装置の設置が完了するとともに、その費用も約3億円余りが節約できました。
もし、市の提案通り3年での設置を実施したとすると、工事は夏休みが中心となることから、28・29・30年度の夏休み中の工事となり、今年7月の猛暑では1/3の小中学校では冷房装置が使用できなかったこととなります。
私たちが提案した具体的な方法により、今年の6月末には梅雨が明け7月から続いた猛暑酷暑の中でも、松戸市の小中学校では、適切な学習環境が維持する事ができます。