松戸市議会では9月3日にコロナ関連の補正予算が成立しました。
この特徴的なものについてお知らせします。
①新生児への給付金
令和2年4月28日~令和3年4月1日までに生まれた新生児に対して一律10万円を支給します。(いわゆる一律10万円支給の基準日以降に生まれたお子さんが対象です。これは、お腹に赤ちゃんがいるお母さんが、人一倍感染に注意を払って生活し誕生した新生児にも10万円を支給すべきと公明党が強く申し入れを行っていたものです)
②妊婦の方に向けたタクシーの利用促進
妊婦さんが公共交通機関を利用しないで検診が受信できるようにタクシー利用券を助成します。
1回3,000円が上限。合計30回分。
③養育費をもらえていないひとり親家庭へ給付金。
児童1人あたり月額1万円を支給します(令和2年10月~令和3年3月、6ヶ月分)
④子どもたちへの図書カードの配布
3~18歳の子どもたちへ1人当たり5,000円の図書カードを配布します。
⑤送迎保育ステーションなどにコワーキングスペースを設置します。
一時預かりを実施している送迎保育ステーションなど(市内5ヶ所)で、在宅勤務者が子供を預けながら仕事に集中できる環境(コワーキーングスペース)を設置します。
⑥中小企業等経営支援金
国や県の支援を受けられない(減収が20~50%)中小企業や個人事業主を対象に従業員の人数に応じた支援金を支給します。
従業員0~5人:10万円、6~10人:20万円、11~20人:30万円、21~50人:40万円、51~:60万円、
⑦避難所にプライベートテントや段ボールベッドなどを備蓄
市内106ヶ所の収容避難所と、4ヶ所の拠点倉庫に備蓄を行います。
主な品目:プライベートテント、パーテーション、段ボールベッド等の備品、マスク、消毒液等の消耗品、
⑧住宅困窮者への市営住宅整備
社宅等を退去せざるを得ない人のために、市営住宅にすぐ入居できるようエアコンや照明設備などを準備します。
⑨民泊・ホテルなどの借り上げ推進
医療・介護分野など感染リスクの高い施設従事者等がホテル等での宿泊時の費用を助成します。
(自宅に高齢者や子供が同居しており、感染させてしまうリスクを避ける、等の理由による)
⑩マルチリンガル動画チャンネルの作成
日本語を母国語としない在住外国人市民が、給付金や各種申請に際して分かり易いように多言語の動画を作成し、庁舎内をはじめ、SNS、HP、などで発信します。
これら以外にも、感染症対策として市内各施設(支所、市民センターなど)の蛇口を自動水洗化、小中学校の水道蛇口をワンレバー化、各施設での感染防止対策としての備品(アクリル板など)消耗品(マスク・消毒液)の購入、子ども食堂に対する緊急応援金、感染症アドバイザーの配置、など、多くの感染症対策に関する経費が計上されました。
今回の費用、約34億6,694万円の財源は、そのほとんどが国や県の補助金、地方創生臨時交付金などの見込みです。
(松戸市のホームページでも概要が掲載されています)