昨日(9月5日)、一般質問に立ちました。
私の質問内容と執行部の答弁(概要)は以下の通りです。
1.豪雨時の避難指示について
伊東:台風などによる被害が各地で発生しており、松戸においても避難行動をとらなければならない状況がいつ発生してもおかしくない。このことを踏まえ、
①市民は自らの命を守るため、どのような行動をとるべきか。
②市が避難行動が必要と考えた場合、どのように周知していくのか。
③急傾斜地などの危険地域では地域限定で避難指示などを行えるのか。
答弁:①低地部か、高台か、急傾斜地に隣接しているか、昼間か、夜間か、など、それぞれの場合に応じて対応が変わってきます。避難所へ移動する「立ち退き避難」、自宅内で二階などの安全な場所に移動する「屋内安全確保」など判断が必要となります。
②市が避難行動をとる必要があると判断した場合には「防災行政無線」「安全安心メール」「ホームページ」「ツイッター」などで避難情報を発信します。
③急傾斜地などの地域限定の場合には個別に直接連絡を行います。
2.豪雨時における自動車の高台移転支援
伊東:浸水常習地域の方々は、台風などの豪雨が予想されると、自家用車を事前に高台に移転している。この方々に市役所など高台にある市施設の駐車場を無料開放する考えはないか。
答弁:無料開放するためには様々な課題があるため、検討して参ります。
3.下水道の不明水対策
伊東:下水道の不明水調査を県が行い、その結果が出たと聞いている。今後はどのように対応していくのか。
答弁:下水道の不明水対策については、県主導で行い、不明水の多い地域を中心に「不明水対策モデル地域」を選定し、「原因究明」「誤接続改善」「漏水対策」「穴あき人孔蓋の交換」など進めて参ります。
伊東:不明水対策は、20年前より松戸市が先進的に進め、県の資料では雨水が汚水管に入り込んでしまう「雨水侵入率」は松戸市が数%で、他市よりも大幅に低い。
しかしながらゼロではない。改善には長期間かかることから、市川ポンプ場に緊急避難用として「江戸川に放流できるポンプを設置すべき」と
考える。
<下水道の不明水問題>
汚水と雨水を分けて排水する分流式下水道で、降雨時に雨水が汚水管の中に入ってしまい、低地部である古ヶ崎・栄町西付近で、マンホールから雨水が混ざった汚水が噴出してしまう事。入り込んでしまう雨水を「不明水」と呼んでいます。
4.農業循環型環境教育の導入について
伊東:矢切地域の観光拠点整備において、鹿児島市が観光農園で行っている農業体験や農業循環型環境教育を取り入れる考えはないか。
答弁:農業循環型環境教育は大変に重要であり、取り入るべく検討してまいります。
5.踏切部分の歩道拡幅について
伊東:松戸新田駅前の踏切は歩道が狭く非常に危険である。またみのり台駅前踏切も同様である。踏切の警報機や遮断機を移設すれば歩道の拡幅は可能と考える。遮断機などの移設を行い、この費用負担として鉄道事業者への補助金なども視野に入れ、踏切の歩道部分を拡幅していく考えはないか。
答弁:みのり台駅ではバリアフリー化工事において一部歩道の拡幅を行いました。鉄道事業者への補助は他市の事例など研究してまいります。
伊東:ともかく歩道の拡幅が実現できるよう努力していただきたい。
6.陣ヶ前交差点の改良について
伊東:昨年、①自転車の逆走、②停止線が手前すぎるため信号ぎりぎりで6号線を渡ると横断歩道では信号が青に変わってしまい事故になりかねない、との指摘をし、改善すべきと訴えたところ、平成27年設計28年度には工事を行う旨の答弁があった。その後のスケジュールはどうなっているのか。
答弁:国道事務所が関係機関と協議調整を行っており、完了し次第改良工事を行うこととなっています。
議会質問の内容は以上です。
6月議会において「中央消防署交差点の渋滞解消」を取り上げましたが、なんと、9月議会において「改良のための調査費用」が補正予算にて計上されました。
これは、異例の速さです。
来週13日、私が所属する総務財務常任委員会において、この補正予算が審議され、議会最終日の9月30日に採決が行われます。
ここで可決されれば、今年度中に調査に向けて動き出します。
今後とも頑張ってまいります。
本日(9月2日)松戸市議会9月定例会が開会しました。
平成27年度松戸市一般会計決算など、決算関係の認定案件が10件、平成28年度一般会計補正予算、条例改正案、人事案件などの議案が17件、市長より提案されました。
このうち、人事案件2件については、「先議」として、開会初日に採決され、全会一致で承認されました。
来週5日からは一般質問となり、私(伊東)は3番目なので5日の11時30分頃から登壇予定です。
私の質問内容は
1.豪雨時の避難指示について
2.豪雨時における自動車の高台移転支援について
3.下水道の不明水対策について
4.農業循環型環境教育の導入について
5.踏切における歩道部分の確保について
6.陣ヶ前交差点の改良について
頑張ってまいります。