10月20日、臨時議会が開会されました。
議案の内容は市立病院の建設費を増額するものです。
昨年、134億円で契約しようとしましたが、業者さん3社が辞退してしまい、宙に浮いている状況でした。
今年6月末に改めてプロポーザル型の公募を行い、3社からの提案がありました。
9月15日に具体的な提案内容についての説明会が行われました。
議会側には10月16日に病院建設検討特別委員会が開催され、194億1840万円での提案であることが示されました。
10月20日の臨時議会では増額の提案がありました。
さらに、公明党からの質問で、建設費の他に病院内の機器類や、病院周辺の道路やインフラ整備も含めると総額ではいくらとなるのか。との問いに、268億円となります。との答弁がありました。
東松戸駅の前となる紙敷に建設する時の総額は約250億円といわれ、この財政負担が大きいために、現市長は①現地建て替え②総額64億円③工事期間2年半、という公約を掲げて当選されました。
しかし、この3つの公約が全て守られなかったこととなり、この責任は当然に負うこととなります。
公明党は、4年前は紙敷(東松戸駅前)に建設するべきと主張していましたが、議会の中でお医者さんの代表が「紙敷は狭いためにいやだ!」と発言したことをきっかけに、今後の方向性について検討し、「無理に紙敷に作ってもお医者さんがいなくなってしまったのでは病院機能を保つことが出来ない」との判断から、千駄堀での建設に賛成することとなりました。
この間、病院建設には時間が掛かることから、公明党は「現病院の地震に対する安全性を高めるために対策を講じるべき」と主張し、いわゆる「包帯工法」を施工させました。
本日、病院建設費の補正予算(194億1840万円)が賛成多数で可決成立しました。
これにより、病院建設は大いに動き出すこととなります。
開院予定は平成29年12月です。
10月11日、松戸市民劇場において「平和の集い 地球のステージ1」が行われました。
1.長崎平和大使からの報告
初めに長崎平和大使についての説明と、平和大使による派遣への応募動機や派遣前と派遣後の気持ちや意識の変化について説明がありました。
確実に、若い世代へ核兵器廃絶、平和社会の構築という意識、そして、そのためには自分は何をなすべきか、が育まれていると実感しました。
派遣大使の一人が「私達は微力ではあるが非力ではない」との言葉を紹介していましたが、全くその通りだと思います。
長崎平和大使とは
松戸市では市内の中学校に在学する中学生を平成20年度より平和大使として毎年8月上旬に長崎市に派遣し、全国から集った青少年や長崎市のボランティアスタッフと交流を深め、直接被爆地に赴くなどの貴重な体験を通して、平和な未来を築いていくという心を育んでいく事業です。
2.地球のステージ1
医師でありながら、自ら世界各地を回って様々な状況を体験され、それをもとに世界平和のために日本全国で公演されている「桑山紀彦」氏のステージです。
フィリピンやソマリアでの自身の体験を基にしたお話と歌に感動するとともに、次の東日本大震災の津波による犠牲者の惨劇と残された人達が必死に乗り越えようとしている姿には、思わず目頭が熱くなってしまいました。
平和とは何か、命とは何か、を考えさせられる、とても有意義な機会でした。
この地球のステージは、将来を担う中学生や高校生が観るべきです。
9月30日、松戸市議会9月定例会が閉会しました。
この定例会においては、
人事案件6件、
平成25年度決算の認定案件10件、
平成25年度決算にともなう26年度繰り入れの補正予算4件、
条例改正案1件、
北松戸保育所の一時移転建て替え補正予算案1件、
(仮称)関台小学校の建設工事関係案3件、
議員提出議案4件、
それぞれ可決(認定)しました。
特徴的なものとしては、
北松戸保育所は現在の施設の耐震性が低いため、どのような手法により対応していくのか様々な意見がありましたが、最終的に一時移転し現在の建物を撤去して新しく建設することで決定しました。
(仮称)関台小学校は、北総線松飛台駅の目の前に建設する新設の小学校で、平成28年4月の開校を目指します。工事の工期が3月末までとなることから、開校準備の期間がほとんどないことが懸念されましたが、教育委員会が全力て対応していくとのことでした。
9月定例会が閉会したことで、11月16日投票の市議会議員選挙に注目が集まることとなります。
わたしも2期目に挑戦します。全力で頑張ります。