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バックナンバー 2013年 10月

昨夜から今日にかけて、台風26号が千葉県沿岸を通過し、松戸市内においても様々な爪痕を残していきました。

早朝より現場を確認してまわりました。私の確認した範囲を写真でご紹介します。車の車内から撮影しているため、ガラスに付いた水滴により見にくいかと思いますが、ご了承願います。

 

正面奥が、松ヶ丘小学校の正門になります。道路は下り坂ですが、路面いっぱいに水が広がり、まるで川のようです。

 

 

稔台地域の県道です。右側奥が稔台交番です。交番付近はよく水が溜まりますが、こんな手前から路面いっぱいに水が溜まり歩道上にも溢れています。これまでで、こんな状況ははじめてみました。

 

 

 

 

 

日暮付近。奥に見えるのが武蔵野線の線路です。

まるで、川のようですが道路です。対向車両のライトがまぶしい! 

 

 

 

 

春木川の様子です。堤防ギリギリまで水面が来ており、非常に危険な状況です。この付近は道路冠水が頻発していました。川の水位がこんなに高いのでは、路面の水が流れずに溜まってしまって道路冠水が発生してしまうのもやむを得ません。

 

 

 

 

路面いっぱいに水が広がっており、車でもこれ以上先には進めませんでした。 

 

 

 

 

 

 国分川沿いの都市計画道路です。紙敷付近から県立松戸南高校に向かう途中です。川の水位が路面の水位と一緒。いわゆる川の水が道路まで溢れている状況です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

和名ヶ谷付近から中央消防署に向かっている途中です。

ここが冠水するとは、地域の方よりお聞きしていましたが、はじめて直接目にすることとなりました。

 

 

 

 

新松戸二丁目付近の新坂川です。 新坂川は警戒水位を超えたとの情報が出たとおり、水面と堤防の高さがギリギリです。この付近の堤防が低いので危険ではないかと、以前の議会で質問しました。県の監理のため、改善を要望していくとのことでした。予想通りの結果です。

 

 

 

 

坂川の水位です。氾濫警戒水位になっています。私が見た時にはもう雨が上がっていたため、これでも水位が下がったとのこと。警戒が必要です。 

 

 

 

 

 

坂川をたどり、江戸川に来ました。

私が土手を登った時、ちょうど虹がかかりました。

朝から緊張続きの中で、ホッとした一時でした。

 

 

 

ホッとしたのもつかの間、国道6号線の法面で崩落しているとの情報がありました。私が駆けつけた時には地域の方が様子をうかがっている状態で、警察や市役所など関係機関に連絡しました。けが人がいなかったのが何よりです。

 

 

 

 

 

 

 

 

まだ、市内の被害状況は把握できていませんが、床上浸水が多く発生しているようです。

 

詳細が分かり次第、またお知らせします。

今日10月4日、公明党議員の代表で午前中に常盤平(金ヶ作)終末処理場、午後に和名ヶ谷クリーンセンターを視察してきました。

初めて行く施設にワクワクしながら向かいました。

同行した飯箸議員より「伊東さんは、こういう施設を見る時は本当に活き活きしているよね」と言われました。その通りで、施設(プラント)を見ていると確かに楽しくて!

 

 

常盤平終末処理場は、認可上は、金ヶ作処理区の「金ヶ作終末処理場」ですが、常盤平団地を中心とした地域を処理しているため「常盤平終末処理場」が通称としてなっているようです。

 

到着して、まず驚いたのが、パネルにより下水の仕組みが紹介されたことです。通常、中央監視室などがあり、施設の全体概要が分かるようになっているのですが、中央監視室はないとのこと。全ての機械は現場での運転となることから、降雨時には場内を職員が走り回っているようです。

 

松戸市内で、この金ヶ作処理区(常盤平地域)だけが合流式で汚水が流入します。

下水が最初に到着するのが除塵機。流入物の大きなゴミなどを除去します。次に沈砂池。最初沈殿地で有機分となる汚泥を除去し、ばっき槽で微生物による処理。最終沈殿地で汚泥を沈めて、上水を塩素注入して放流しています。放流された水は雨水幹線を通って春木川に流れ込み、国分川、真間川を経て東京湾に行きます。

最初沈殿地で除去された有機分である汚泥は、濃縮された後、消化槽によりメタンガスを発生させて減量し、最後は脱水ケーキとして場外に搬出されます。メタンガスは消化槽の加温用に有効利用されています。

 

もう一つ、初めて見たのは円形ばっき槽と最終沈殿地が同一施設内に設置されていることです。円形の外側がばっき槽、内側が最終沈殿地となっているのです。このような構造は始めてみました。

 

ともかく、施設全体を通して感じたことは、臭気がないことです。下水を処理している場所とはとても思えません。最初に流入してくる除塵機部分で生下水の臭気を感じた程度で、ばっき槽を解放していても活性汚泥の臭いは感じられませんでした。また、脱水ケーキが搬出される部分においても、全く臭気は感じられず、ただただ驚くばかりです。

 

処理水で作った池にはカルガモが気持ちよさそうに泳いでいました。春には親子で池を泳いだり散歩している様子が見られるそうです。下水の処理場だからこそ、カルガモ親子の写真を「広報まつど」の表紙にでもすればいいのにと、思いました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

  

 

 

午後は和名ヶ谷クリーンセンターです。

私たちの出しているゴミを焼却処理してくれるところです。

ゴミ収集車で集められたゴミは、ゴミピットに集められ、クレーンによりかき混ぜられた後、焼却炉の投入ホッパに入れられます。ホッパからは徐々に焼却炉内に投入され、上段で燃えている炎の熱で水分を蒸発させ、乾いた状態で燃えはじめ、灰は下に落ちで灰コンベヤに集められて冷却され、後に場外へ搬出されます。燃焼中に熱気で飛ばされた排ガス(約900℃)より熱を吸収して高温高圧の蒸気を発生させタービンで発電機を回して場内の電気を賄っています。タービンがフル運転していれば場内電力は全て賄われ、さらに余剰電力を東京電力へ売っているそうです。

私たちがお邪魔した時には、まさにフル運転状態で、東京電力へ送電していました。

今月中にこの発電機の出力を2,238Kwから3,100Kwに上げる切り替え工事が行われるそうです。この工事が完了すれば、さらに多くの電力を売ることが出来るそうです。

 

今日は、3基ある焼却炉のうち、1号機と3号機が運転中で、のぞき窓から炉内の様子を見させていただきましたが、ゴウゴウと大きな炎が上がり、そのすごさに圧倒されました。また2号機が点検整備中とのことで、整備されたあとの炉内を見せていただきました。炉内を見られるチャンスは滅多にあるものではありません。貴重な体験をさせていただきました。

 

この清掃工場内でも臭気がほとんど無いことに驚きました。臭気を感じたのはゴミピット付近だけで、他はほとんどありませんでした。

近隣対策で執務室を初めとした場内空気は負圧となるよう常に吸い込んで、これを焼却炉の燃焼空気として使っているとのこと。効率的な設計がされていると感心しました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

午前、午後、ともに大変に有意義な体験をさせていただきました。ご協力いただいた関係職員の皆様、大変にお世話になりました。本当にありがとうございました。この場をお借りしまして御礼申し上げます。

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松戸市 伊東英一
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