昨日(9月27日)、9月定例議会が閉会しました。
今議会で可決された主なものは下記の通りです。
1.放射線対応 3.2億円
公立保育所・小学校・中学校・高校への放射線測定器購入費、
保育園での積算線量計
保育所・小学校・中学校・高校での校庭整備費(除染費)
民間保育所・私立幼稚園での放射線対策補助金(除染費)
公園等における緑地管理事業(除染費)
ゴミ処理に関わる放射線対策費
汚泥処理にかかわる放射線対策費
2.震災対策費 0.25億
3.予防接種事業 3.0億
4.小中学校の耐震改修事業 5.0億
市立病院について
市立病院建設検討特別委員会の中間報告がありました。
市側の「千駄堀地区への移転」案に対して、「解決すべき問題があり、もろ手を挙げて賛同できない」としながらも「課題は多いが基本的に尊重する」との意向を示しました。
公明党としては、「紙敷」案を否定したわけではありませんが、病院建設検討特別委員会の中で病院管理者の植村さんが「紙敷はいやです」と正式に表明し、市長も「紙敷はダメ」と正式に表明したことから、紙敷に固執すると病院建設が膠着状態に陥りかねないと危惧したため、「千駄堀」案の問題点を指摘し、これが解決できるならばと、条件を付けた次第です。
我が党に限らず、他会派からも様々な課題が指摘されているものの、課題解決に向けて執行部(市側)が動き出すものと思います。
昨日(9月27日)付朝日新聞や本日(9月28日)付の各紙が「市立病院問題の解決へ一歩前進」と見出しが出ていますが、指摘の課題は大きく簡単ではないため、このまますんなりと「千駄堀」で最終決定となるかは疑問です。
昨日(9月21日)は、台風15号が日本列島を縦断し、松戸市においても暴風圏内に入り、市内でも至る所で倒木などの被害が発生しました。
この台風による松戸市内での状況ですが、
総雨量:73.5mm
時間最大:21.0mm
10分最大:8.0mm
瞬間最大風速:40.1m/sec
倒木などは市内各所で発生しましたが、浸水被害などはなく、また大きな人的被害も発生しなかったことは何よりです。
松戸市では、万が一江戸川が決壊した場合に江戸川と常磐線の間に挟まれた地域で浸水が発生すると予想しています。
(松戸市内ファザードマップは下記をご覧下さい)
http://www.jamgis.jp/jam_matsudo/faces/jsp/bbs-frame.jsp
写真は上から
降雨時(21日17時30分頃)の春木川の様子。
2枚目
強風により横を向いてしまった信号機(左側)(21日18時頃)
3枚目
本日(22日)の元三郷有料道路上流付近の江戸川
4枚目
本日(22日)の松戸排水機場付近の江戸川
今日(9月15日)13時より、病院建設検討特別委員会が開催されました。
市長案の「構想3」について、各委員より質問がありましたが、執行部側からの回答で注目すべき点を列挙します。
1.市長より「現地建て替えは一切考えない」と言う趣旨の発言があった。
2.遺跡調査は、基本設計と並行して進めるため、建設工期には影響しない。
3.台地部分のみで施行すれば、工期が7ヶ月短縮可能。
4.契約手法を検討することにより、工期を4ヶ月程度短縮可能。
5.地権者と賃貸もしくは売買の契約を終わらせる期間は最長1年以内で。
6.千駄堀で新規病院が建設された場合の工期は「5年5ヶ月+用地取得期間」
7.病院関係者(医師など)は、5年程度での建て替えを希望しているが、一年程度期間が延びてもやむを得ないと考えている。
8.市長より「『紙敷案』については次世代への懸案事項が多く此の案を進めるわけにはいかない」(要旨)との強い懸念が示された。
※台地:千駄堀案では武蔵野線付近の旧埋め立て地と、台地となっている畑を合わせた範囲が病院建設用地として考えられています。
今日は千駄堀案の疑問点に関しての質問でしたが、
市長が
①現地建て替えは考えていない。
②紙敷についても考えられない。
この事を自分の口で表明したことです。
委員よりさらなる資料の追加要求が出ましたので、次回また委員会が開催されます。
今日は秋林たかし県議、私(伊東英一)と、地域の方とで、陣ヶ前交差点の右折禁止標識がわかりやすくなるよう松戸警察署長へ要望書を提出してきました。
国道6号線陣ヶ前交差点は、柏方向への6号線下り線と、金町方向の6号線上り線は、それぞれ右折禁止となっています。
しかしながら、この交差点では右折をする車両を散見します。
現地を確認したところ、下り車線ではトンネル(松戸隧道)を抜けてすぐの左側の歩道にたててあるポールに右折禁止の標識があるだけです。この設置位置が停止線より手前であるため、信号で停止線のすぐ手前で停車した場合、右折禁止の標識は見えまえん。また、歩道上のポールにあるだけのため、左車線の大型車と併走した場合には標識に気づきません。
上り車線でも同様です。
此の改善のため、右折禁止の標識を増やしてほしい旨の要望書を地域の方々の署名約70名を添えて松戸警察署長へ提出したものです。
標識の追加は現状では厳しいようですが、改善に努力する旨のお話でした。
これからも、地域の要望に応えられるよう頑張って参ります。
(写真は松戸警察署長代理の交通課長へ地域の方より要望書を提出したところです)
今日(9月9日)13時より、市立病院建設検討特別委員会が開催されました。
その中で、執行部より「病院整備構想(案)の評価について」が提示されました。
この内容については「松戸市立病院の整備構想案(市長案)」に追記していますのでご覧下さい。
この委員会で特徴的な事は以下の通りです。
①市長が「構想3が望ましい」と発言しました。
②千駄堀の地権者28世帯が市長に「千駄堀に病院ができるのであれば協力する」と申し出があった、とのことです。
③病院事業管理者より、「紙敷への移転は絶対に反対である(建て替えの敷地がないため)」
④病院事業管理者より、「病床数550床でも構わない」
病院事業管理者からの発言で、これまでの議論が根底から覆されました。早急に・・、と話していたのに早急にできる紙敷は絶対にいやだ、と。
病院関係者との懇談の折、「600床は必須である」と多くの方が発言されていましたが、550床でも構わない、と。
何なのでしょうか、この発言。議会は病院関係者の意向を尊重しながら対応してきました。
根拠をそう簡単に覆さないでいただきたい!
結局、執行部を初めとした病院関係者は、いつの間にか市長派となっているのでしょうか。「市長に言わされているのでは」とも考えますが、今日の病院事業者の態度からは、そうは思えないですね。残念です。
ともかく公明党は3月末の委員会答申を尊重すべく市民のための最適な病院ができるよう全力で取り組みます。