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本日(22日)、病院建設検討委員会が開催されました。

議員は6月30日に提案され執行部側が⑥案⑦案で検討すると言ったことに対して、各会派ごとに疑問点を用意し事前に執行部に回答を得るということから始まりました。

(6月30日に提案された内容はこのホームページ内の「松戸市立病院の整備構想案(市長案)」を参照してください。)

と、ところが、市長から「⑥案⑦案には固執しない」と発言があり、委員会の中が騒然となりました。要は市長が前言を翻したのです。

副委員長がわざわざ市長発言の内容を再確認したほどです。

その後、噛み合わない議論をしていくうち、①~⑤案で検討してもかまわないが、予算が厳しいため150億円に押さえることができれば、との条件付きであったことが解ってきました。

公明党の石川議員より、「市長のマニュフェストにも固執しないと解釈していいのか」との問いに「固執しない」と回答。

ほほぅ、と感心したものの、「この市長は嘘つきだから前言を平気で撤回してくる」との思いが頭をよぎりました。

結局の所、これまで「現地建て替え」を前面に出してきた市長が、「現地建て替えには固執しない」と「財政上の理由から150億円までしか支出できない。」と柔軟姿勢を見せると共に、最もらしい市民が納得しそうな理由を付け、表面上は方針転換したのです。しかしその腹の内では、移転建て替えを詳細に検討させても150億円ではできないため、結局のところは現地建て替え案に収まる。との腹づもりであることがよく解りました。

方向性が決定するまでには、まだ時間がかかりそうです。

 

議論の最中「現地建て替えではお医者さんがやめていってしまう」との委員の発言に対し、傍聴していた市長派と思える方々の会話に「やめたければやめればいい。医者なんかたくさんいる。医療関係者のために病院を作るんじゃない」と話していた方がいました。

この考え方はものすごく危険です。病院を崩壊に追い込みます。

確かに病院は市民のためにあるのであって医療従事者の方々のためにあるものではありません。しかし、医療従事者の方々がいなければ病院が成り立たないのも事実です。お医者さんが来ないために病院が閉院に追い込まれた事例は県内にもあります。市民のために必要な病院を作るのですが、それはまた医療従事者の方々からも魅力的な病院でなければならないと言うことです。 

「千葉西病院や新東京病院があるから、高額な建設費用が必要となるなら松戸市立病院はいらない」と先ほどの方々は話していました。しかし、松戸市立病院が3次救急を担っているから千葉西病院や新東京病院がそれぞれの役目を果たせるのです。千葉西病院や新東京病院は2次救急です。

 

そのような議論の前に、市長が「信用できない」ことが一番の問題ではないでしょうか。6月の本会議で「答申案を尊重する」と複数の議員からの質問に対して返答しているにもかかわらず、6月30日の委員会では現地建て替えの⑥⑦案でいく、と言い切り、かつ、提案権は執行部側にあり、議会側からの提案は受け入れない、と解釈できる発言までありました。

「嘘つき」は泥棒の始まりです。子供でも知っています。本会議で発言している事と、やっている事(提案してくる事)が違うなんて「嘘つき」以外の何者でもないでしょう。

そもそも市長は、「64億円、工期2年半」で当選したのです。⑥案ですら「150億円、工期8年」です。これを「嘘つき」と言わずに何というのでしょう。

信頼を失った人の言うことは信用できません。今日の議会で発言したことが次の議会では違うこという可能性があるからです。

信頼のない市長では、まとまる事もまとまりません。

本当にため息しか出なくなりました。

 

いや、市民の方々のために、未来ある子供たちのために、「私たちは胸を張って素晴らしい病院を作ったよ」と言えるよう頑張ります。

(文字ばかりのつまらないブログにお付き合いいただき、ありがとうございました。)

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松戸市 伊東英一
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