日本では、災害のたびに避難生活の“質”の問題が指摘されています。
私たち公明党は避難所の環境を改善するため、被災者が人として尊厳のある生活を営める最低基準を示す「スフィア基準」の導入を衆院選の公約に掲げて取り組んでいます。
ではスフィア基準の内容はどういったものなでしょうか。
スフィア基準とは?
スフィア基準とは、1990年代にアフリカの難民キャンプで多くの人が亡くなったことを受け、紛争や災害を想定して国際赤十字などが作った基準です。
スフィア基準の基本理念
●被災者には尊厳ある生活を営む権利、支援を受ける権利がある
●苦痛を軽減するため、実行可能な手段が尽くされなくてはならない
と掲げ、人道支援における考え方や最低限満たすべき基準を設けています。
主な支援分野
主な支援分野は次の通りです。
●水、衛生
●食料、栄養
●避難所、避難先の居住地
●保健医療
達成度を図るために具体的な数値も示しています。
例えば、
「1人1日当たり最低15リットルの水を確保」
「1人当たりの居住空間は最低3.5m²」
「トイレは20人に一つ以上、男女比は1対3」
などです。そのほかにもプライバシーの確保など、避難所運営の際に目安として活用できるといわれています。
公明は石破首相に提言
日本では、東日本大震災を踏まえて、2016年4月に策定された国の避難所運営ガイドラインで、参考にすべき国際基準として同基準が明記されました。
自治体でも取り入れる動きが出ているようです。
公明党は11月7日、石破茂首相に提出した「総合経済対策」への提言で、スフィア基準の導入など避難所環境の大幅改善を訴えました。
提言では、全国の避難所の総点検を実施し、TKB(トイレ、キッチン、ベッド)の配備などによる避難所の環境改善に総力を挙げて取り組むよう要請。
また、災害時に避難所となる学校体育館への空調設置については、これからの5年をめどに設置率100%を実現するよう主張しました。
松戸市は2025年度
学校体育館冷房化へ
松戸市では現在、緊急防災減災事業債を活用し学校体育館の冷房化の設計を行ってい、来年度に設置を目指しています。
私たち松戸市公明党としても国の動きを見ながら市に提言を重ねてきたものです。
いずれにしても災害時、避難所にあっても人としての尊厳ある生活を営めるよう体制を構築していくことを目指して参ります。



