公明党の相模原市障がい者施設事件再発防止検討プロジェクトチーム(PT、座長=山本博司参院議員)は4日、入所者19人が犠牲になった相模原市の神奈川県立津久井やまゆり園を訪れ、献花するとともに、応対した入倉かおる園長と懇談した。山本座長のほか、桝屋敬悟、高木美智代、角田秀穂の各衆院議員、三浦信祐参院議員らが出席した。
山本座長らは、正門前に設けられた献花台に花を手向け、黙とうをささげた。
入倉園長は、献花に謝意を表明。その上で、県が同じ敷地内で建て替える方針を示している同園の再生に向けた課題として、入所者や家族、職員らの心身のケアなどを挙げた。さらに、「この施設は、近隣住民の理解と支援に支えられてきた」として、地域との交流を継続させていく必要性を強調した。
山本座長は、「一日も早く入所者らが再び安心して生活できるよう、全力で支えていく」と述べた。
公明党の石田祝稔政務調査会長は22日、首相官邸に菅義偉官房長官を訪ね、「希望がゆきわたり、未来への成長を促す経済対策を」と題する提言を提出し、政府が近く取りまとめる経済対策に反映させるよう要請した。この中では、雇用保険料(本人負担分)の時限的な引き下げや奨学金の拡充、働き方改革、無年金者対策、生活密着型の公共投資などの具体策を提案。財源に関しては「赤字国債は発行すべきでない」と強調した。菅官房長官は「与党が参院選で訴えた施策が多い。しっかりと受け止め、対応したい」と応じた。
提言の主な項目
◎雇用保険料(本人負担分)の時限的引き下げ
◎プレミアム付き商品券・旅行券発行のための交付金事業創設
◎同一労働同一賃金の実現など働き方改革
◎保育や介護の受け皿拡大
◎年金受給資格期間を25年から10年に
◎給付型奨学金創設。「無利子」は希望者全員に
◎観光振興に向けた公衆無線LANなど整備
◎水道管更新や交通バリアフリーなど生活密着型公共投資を加速
◎農産物の輸出拡大など「TPP関連政策大綱」の着実な実施
◎中小・小規模事業者の資金繰りや賃上げ支援
◎東日本大震災、熊本地震からの復興加速。防災・減災対策強化
◎簡素な給付措置の適切な実施
提言では、五つの基本的な考え方として、(1)アベノミクスの成果を地方、中小企業、家計へと広げ「成長と分配の好循環」を確かなものにする(2)1億総活躍社会の実現に向けた“未来への投資”に重点を置く。社会保障の充実は、財源を確保しつつ可能な限り実現をめざすべき(3)低金利を生かし、インフラ整備を計画性を持って前倒しで進める(4)世界経済・金融リスクへの備えに万全を期す(5)熊本地震、東日本大震災からの復興と防災・減災対策を確実に進める―を示した。2020年度の財政健全化目標は「堅持する」とした。
具体策では、消費喚起に向けたプレミアム(割増)付き商品券・旅行券を自治体が発行できるようにする交付金事業の創設を提案。雇用保険特別会計の積立金が、雇用情勢の好転で過去最高水準まで積み上がっていることから、雇用保険料(本人負担分)の時限的引き下げを行うとした。
総活躍社会のためには、同一労働同一賃金の実現などの働き方改革のほか、奨学金拡充を強調。返済不要の「給付型」創設と、「無利子」の希望者全員への貸与をめざすとした。さらに、保育や介護の受け皿拡大を要請。年金の受給資格期間を25年から10年に短縮する無年金者対策は、「17年度のできるだけ早期に実施できるよう必要な体制整備を行う」と明記した。
インフラ整備では、リニア中央新幹線計画の前倒しや整備新幹線の建設加速のほか、地域の業者が主に担う生活密着型の公共投資として、水道管更新や交通バリアフリーなどの加速を打ち出した。第4次産業革命に向けた産学官連携の研究拠点整備も求めた。
消費税率10%への引き上げが19年10月に延期されたことに関しては、「軽減税率」制度の円滑な実施に向けた取り組みのほか、同制度導入までの施策として、低所得者などに対する「簡素な給付措置」を適切に実施するとした。
公明党の子ども医療等検討小委員会(委員長=桝屋敬悟衆議院議員)は24日、参議院議員会館で会合を開き、22日に厚生労働省の有識者検討会がまとめた子どもの医療費のあり方に関する報告書について、同省と議論した。
公明党の主張により始まった同検討会の報告書では、地方自治体が子どもの医療費を無料化するなど窓口負担に独自に助成していることに対し、国が国民健康保険の助成金を減額措置していることから、「早急に見直すべきとの意見が大勢を占めた」と明記された。
同省はこれを受け、「ニッポン1億総活躍プラン」に向けて、見直しの具体案を検討すると説明した。
参加議員からは、「国として統一基準を示すことは地方の切実な声だ」との意見が出た。











