衆院厚労委で桝屋氏は、今回の問題に関する特別監察委員会の報告書で不適切な方法が是正されず続いてきた経緯や背景などが公表されたことに関し、「厚労省は法律無視の独善的な行政措置を放置し、雇用保険などで多くの国民に経済的な損失を与えた」と厳しく指摘した。
また桝屋氏は、雇用保険の失業給付などを延べ2015万人に追加給付するためには事務費が約195億円に達することから、「(国民の)保険料に跳ね返ることがあってはならない」と強調した。
厚労省の土屋喜久職業安定局長は「現在の雇用保険などの財政規模や財政状況に鑑みると、保険料率が上昇することにはならないと考える」と答弁。複数年度をかけて引き続き事務費の節減などを行う考えを示した。
公明党の厚生労働部会(部会長=高木美智代衆院議員)と医療制度委員会(委員長=桝屋敬悟衆院議員)は21日、厚労省で大口善徳厚労副大臣(公明党)に、医師の働き方改革について、労働時間短縮などに向けた検討加速と関連施策の充実を求める提言を行った。大口副大臣は「提言を踏まえて取り組んでいく」と応じた。桝屋委員長と、同委員会事務局長の秋野公造参院議員が出席した。
席上、桝屋委員長は、医師の働き方改革について「過酷といわれる現状を改善するために何としても進めるべき」と強調すると同時に、地域医療への影響を懸念する声があることを踏まえ、「都市部・地方それぞれの実情を踏まえた検討が必要」と指摘した。
提言は関係者からのヒアリングを踏まえてまとめられ、「勤務医は労働者である」との認識を明記。「労働時間の短縮に徹底して取り組むとともに、地域の住民に必要な医療が維持・確保されることを基本とする」よう求めた。
さらに、医師の労働時間短縮の前提として、宿日直や研さん、在宅勤務などの解釈を明確にし、労働時間の管理の適正化を進めるよう要望。その際には、「必要な研さんが阻害されないような制度」とすることを訴えた。






