令和6年10月30日(水)午後2時から、香川県立文書館において開催された、館30周年記念「公文書講演会」に参加しました。
講師は学習院大学大学院 アーカイブズ専攻 保坂裕興教授で、タイトルは「連係と活用による公文書等管理のいっそうの拡充をめざして」です。
保坂氏は、公文書の特徴として、
・公文書等はリアリティを持つ重要な証拠、情報源。しかし、一部しか残されなく、利用が難しい。
・時を超えて蘇ることができる(オング)。
・未開と文明の差は文書を作ることができること(ジャック・グディ)。人間は構造的に詳細に書くことができる。しかも創造的に。
を挙げられました。
また、その公文書を活用してもらうためには、仕込みの情報(メタデータ)(データについてのデータ、つまり、他のデータに関する情報を提供するデータ)を作ることがポイントと言われ、検索しやすいように、目録や解説、使命、評価等提供できることが望ましいとのことです。
結論として、公文書が持っている力がある。職員、市民、研究者等にとって、収集保存に加え、公文書を利用しやすい環境づくりに進んでいっていただきたいとのことでした。
所感としては、公文書をもっと価値あるものとするために、また、すべての事象に当たって、文書を基にするような考え方を市民が持ってもらうために、利用できる環境づくりに向けた自治体の更なる努力が必要でないかと考えました。
