平成28年12月13日、札幌市議会公明党議員会として、2017年度の予算編成に対する要望書を秋元市長に手渡しました。
席上、各議員より、人口減少や高齢化などの問題が深刻化している現状に触れつつ、「2017年度は、地方創生の実現へ重要な時期となる。札幌市の新時代を拓くために市民目線で果敢に挑戦することが重要」と強調。その上で、①2026年冬季オリパラ招致に向け競技団体や国などとの連携強化 ②防災・減災のための社会基盤整備の着実な推進 ③がん死亡率減少のために予防や受動喫煙対策の強化――など、最重点14項目を中心に全108項目について要望致しました。
これに対し秋元市長より、市の取組の説明とともに、各要望について真摯に受け止めていきたいとの話がありました。
平成29年度札幌市予算編成に対する主な要望項目
◎防災・減災推進への、公共施設・道路・トンネル・橋梁・下水道等社会基盤の総点検を実施するとともに必要な補強・改修工事等を実施すること。
◎市民生活を守るためのバスネットワークの維持やコミュニティバスの導入、観光や経済活性化のための高速道路の都心部へのアクセス強化や豊平川通の南北延伸など、総合的な交通体系の充実をはかること。
◎市民生活の安心安全を実現するために犯罪抑制効果が期待される防犯カメラを町内会などが設置する場合の補助制度を創設すること。
◎本市の高いがん死亡率を減少させるため、「札幌市がん対策推進プラン」を確実に実施すること。特に新規事業については、優先的に予算の確保を図ること。
◎介護人材の育成・定着のために、働きやすい職場づくりや業務知識の習得に役立つ研修会の実施、更には介護職員の意向を把握し業務上の悩みを共有できる機会を設けること。
◎大学生の負担を軽減し、若者を地域に定着できる仕組みとして、市内企業への就職等を条件にした奨学金の返還支援制度を創設すること。